Travel of local line
ローカル線の旅


2010年11月6日(土)曇り
小湊鐡道 五井駅

カメラはDigilux1








駅の跨線橋から








手前がワ、奥がワフ


キハ200
 都心に住んでいるとデイーゼルカーと聞いてもピンとこないかもしれません。
前回栃木を走る烏山線で紹介したのもディーゼルカーですが、結構身近にディーゼルカー大国があるのをご存知ですか!?
それは千葉県。
都心に近い順に小湊鐡道JR久留里線そして、いすみ鉄道
細かく言うと京葉臨海鉄道なんていうのもありますが、こちらは貨物専用鉄道なので乗ることはできません。
さて、今回はその小湊鐡道の旅をご紹介しましょう。

 いつものごとく急に思い立つので行こうと思った時にはすでにお昼前。
しかしながら都心に近い(総武快速君津行きで約1時間くらい)ので十分楽しめます。
また、小湊線はおよそ40キロの行程に駅が18あるので
一つ一つ味わっていると例え、朝いちからスタートしてもとても1日では足りません。
なのでこのシリーズも何日かに行程を分けてお送りします。

 というわけで品川から総武横須賀線君津行きに乗り込み小湊鐡道のある五井を目指します。
到着まで1時間余りかかるのでここはやはり旅の友、駅弁を品川駅で購入です。
今回チョイスしたのは「たっぷり秋野菜弁当」850円。
コンビニ弁当に比べるとかなり割高ですが、これも旅情を味わうためです。
中身はご覧の通り、おかずがたっぷり味も☆☆☆です!
そうそう食事をするために移動はグリーン車を使います。

さて、五井に着くとすぐ隣に小湊鐡道の車両たちが目に入ります。
今では懐かしい国鉄色のツートンカラーのディーゼルカーがお出迎えです。
開業は1925年。
お隣いすみ市の上総中野駅まで約40キロを結びます。
そして、ここ五井駅にも見所がたくさんあります。
その一つが構内に保存されている、昔使われていたSLたち。
昭和20年代まで使われていたそうですが今でも3両が大切に保管されています。

また更にレアなのは開業当時から使用されていた木造貨車。
わがままねこが知る限り6両もあるんです。
こちらも現在使用していませんが、鉄道の貨物輸送は昭和の後半から廃れ、当時大量にあった各鉄道の貨車は車齢が若いものも含めそのほとんどが姿を消しました。※1
そんななか車齢80年の木造貨車が残っているのは奇跡に近いです!
特に奥のワフ1は車掌室付きで関東では他に見られないと思います??
おっと、ここに小湊鐡道のキハ200型ディーゼルカーが入線してきました。
これに乗って次の上総村上駅に向かいます♪

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※1
国内の鉄道貨物はJR貨物がそのほとんどを占め、合理化によってコンテナ及びタンク式の貨物車が主流になっている。
故、旧式の雑多な貨車は現在、ほとんど存在しない。

五井駅

上総村上駅