最近「ソフィーの世界」と言う本を読み終えました。
神戸の友人に「唄にも哲学が必要だと思う。」と話した所、「2年くらい前にベスト・セラーになったのですが、15才の少女向けに書いた、わかりやすい哲学の本があるので、読んでみたら・・・。]と、すすめられたものです。
15才の少女向けに書いた本なのですが、まだ、1回読んだだけなので、60%くらいしか理解できていないなぁ〜、と思っています。
でも、おもしろかった。
特に、マルクス、ダーウィン、フロイト、サルトルの今に近い哲学者(前出の3人は哲学者としては一般的には考えられていないかも知れませんが)達が、わかりやすく、さして、おもしろかった。
10数年以前から、「私達人類は、どこから来て、どこへ行こうとしているのか?]という事と、「私は、どこから来て、どこへ行こうとしているのか?」と言う事に興味があり、ここ数年間のあいだに、自分なりに答を出したつもりで、その答えがサルトルの哲学に通じるものがあったので、「やっぱり、それでいいのだ。」との気持ちになった。
要は、生まれ出た私達の心は白紙の状態で、その白紙に私達個人個人が答えを書き込まなければならない、と言う事である。
私達個人個人が判断して、答えを書き込める、という事が、自由のであり、書き込んだ答には当然責任が生ずるわけで、個人個人が判断出来る時代というのは、きっと平和な時代だと信じたい。
私も、いつもいつも、このニュアンスの話に興味を持ち続けているわけではないのですが、決してきらいな話ではありませんので、又、この手の話に興味のある方は、何か書き込んで下さい。
とりあえず今は、追悼アルバムのおおよその BOOKING も終わり、そろそろとレコーディング開始の気持ちになりつつあります。
神戸でのレコーディングは1月末に Morgan's Bar 「Morning Lullaby」、有山じゅんじ&ゴンチチ「La-cana」の2曲が終わり、2月15・16日と大阪で「誰がカバやねんR&Rショー」「憂歌団」のレコーディングを行います。
Morgan's Bar は、「星に願いを」が、ディズニーの方から使用許可がおりず、仕方なく曲目を変更しました。
残念ではあったのですが、「Morning Lullaby」も、後コーラスをかぶせるのですが、仲々いい出来です。
「La-cana」もいいです。
夏の海辺で、ゆったりと聞きたい気分にさせてくれます。
それぞれの唄い手、演奏者の良さが良く出ているので、私は大満足しています。
大阪も東京でのレコーディングでも、KUROの場合、作詞家だったので、それを唄ってくれる唄い手さんが、気持ち良く唄ってくれる事を第一番に考えています。
4月中に MIX DOWN をして、沢田君を中心に、ジャケット&ブックレットの制作をして、発売は9月頃を考えている、との事です。
又、くれぐれもよろしくお願いします。
それと、2月1日に「Yo-sollo」「NewYork to Jamaica」がCD化されて再発されました。
こちらの方も、よろしくお願いします。
私の方でも、取り扱いますので、ご希望の方は、Fax、お手紙 等で御注文ください。
それと、3月30日のチケットも、おかげ様で完売との事です。
私も、こんな事は初めてで、参加者 & staff の皆様、それと、チケットを買ってくれた皆様に心よりの感謝です。
まだ色々と書き込みたいのですが、今日は、この辺りでストップします。
明日、2月13日からは、関西に向かいます。
まだまだ寒い日が続きますが、ここ3〜4日の日差しには、早春の気配もチラチラ感じます。
わが家の庭先きで、一番早く春に気付くのがクロッカスです。
きっと、もう、何本かは芽を出し始めていると思います。
皆さん、春は近いです。
98年2月12日