「ボランジェ・スペシャル・キュヴェ」



 自宅で新年会。ここぞとばかりワインを空けまくる。九人集まって空いたのは以下の八本。
・「ボランジェ・スペシャル・キュヴェ」シャンパーニュ。
・「ガヴィ・デ・ガヴィ」97年。イタリアの白。
・「ジョーダン・カベルネ・ソーヴィニヨン」93年。カリフォルニアの赤。
・「エシェゾー・グラン・クリュ」95年。ブルゴーニュの赤。
「プレジール・ド・メール・カベルネ・ソーヴィニョン」95年。南アフリカの赤。
・「ドメーヌ・ドルーアン・ピノ・ノワール」96年。オレゴンの赤。
「オッペンハイマー・クロイツ・アウスレーゼ」76年。ドイツの白。
「シャトー・リューセック・ソーテルヌ」94年。フランスの貴腐ワイン。

 そうそうたる顔ぶれ。全部でいくらになるのか計算するのがこわい。いい加減飲み過ぎであります。調子に乗って栓を抜きまくってたのは自分だが、次からはもっとセーブしないとセラーが空になってしまう〜。
 さて、いきなり空けたのがシャンパーニュの名品「ボランジェ」であります。某テレビ番組では「昔、007のジェームズ・ボンドはドン・ペリだった。次がテタンジェ、そして今はボランジェだ」と紹介していましたが……。文庫本「世界一優雅なワイン選び」にも、「ボランジェとクリュグが比類ない生産者であることに、誰も異存あるまい。樽発酵が両者のスタイル作りで決め手となっている」と述べています。なかなか手に入らないなあと探していて、お正月に出口屋さんで見つけた物。では、そのお味は……。
 色調は「ドン・ペリ」や「クリュグ」と比べてやや赤っぽい。味も他の物が比較的酸味が強いのに対しかなり滋味感のあるこってりした物でした。これは……ひょっとして旨いぞ。クリュグよりもブドウらしさが前面に出ています。好みにもよるでしょうが、より濃厚な白ワインに近いものをシャンパーニュに求めるとしたら……間違いなくこの「ボランジェ」がお勧めですね。



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