「10月の独り言」
Tさんとその友人で3Dソフトを見たいというFさんが来訪。「オジ」のチョコケーキを頂く。
CD-Rで「電子絵本・案内人」を作ったのがもう三年前。当時は結局アニメを焼き付けることができなかったんだけど、あれからかなり進歩して、今じゃデジタルビデオにパソコンを繋ぐだけで動画編集が可能になってるんだもんなあ。
紹介したソフトはShadeR4。といっても今勉強中だけど。予定ではこれを使って空中戦アニメを作るつもりなんですが、いつできることやら。志してはや三年、ちっとも進んでいない。でもそれなりに道具も揃ってきたし、また久しぶりに本腰を入れなきゃ。
「TVジャスティス」の舞台に出ていたSさんも巨峰と洋梨と柿を持ってやってきて、再び宴会モードに。アサリを白ワインで炒めてシンプルにボンゴレスパゲティを作ったら、これが意外に我ながら「いける!」の味。クリームシチューは以前白ワインを大量に使ったら酸っぱくなってかえってイマイチだったので、今回はワイン抜きで用意したんだけど、こちらも適当に寝かせておいた分グッドな仕上がり。うーん、なんかシンプルなりに楽しめるではないか。ふっふっふ、最近のまろの腕前も安定してきてなかなかのものじゃの。
新しい職場にはMacintoshのパソコンがないので、かねてから迷っていたノートパソコンを衝動買いする決心をしてしまう。
当然i-Bookでしょう、と思ってはいたのですが、持ち歩くには大きいし……秋葉原で見てみると、PowerBookの方が液晶画面のサイズも大きいし、3キロのi-Bookより若干だけど軽い。値段が倍なのは少々考え物ではあるけれど……。
以前リリースされた「PowerBook2400」の新バージョンがあればなあ。97年に発売された、2キロ以下のPowerBook。あれでいいんだよあれで。売れたにも関わらず後継機種は出ず、Macのノート型は2キロ以上のものばかり。重いんだよはっきり言って。全部フルスペックなんだもの。
結局「PowerBookG3」の10GB/400MHzを購入。640MBのMOドライブも追加。大体の経験だと、我慢して我慢して、結局買ったすぐ後に望み通りの新機種が出ると相場が決まってるんだよなあ。多分もうすぐ2キロ以下のPowerBookが出るんじゃないか?
さて、前日の飲み会用に材料は買ったものの、結局使わなかった物もあるので、この日は少しそれを片付けることに。
その一つがフランス料理の本に書いてあった「ラムのロースト・クレソン風味」。ラムをローストするのは普通なのですが、ポイントはクレソンを単に添えるのではなくソースの中に入れてしまうというもの。「ラムのピンク色に、ソースのグリーンがマッチしてとってもゴージャス」とのあおり文句につられて、挑戦してみようかなと思ったわけです。
そこでわざわざミキサーまで導入してクレソンのピューレを作ってみたのですが、これが文字どおり「青汁」並の青臭さ。何かとっても大失敗しそうな気がして、結局前日は出すのをやめたのでした。そうでなくても充分満腹状態でしたが。
しかしラム肉が300gも残ってる。しかも賞味期限は昨日だ(オイオイ……)。よし、夕食はこれ一本で決まりだ。
まずラムをフライパンで焼く。本来は固まりを買ってきてオーブンでローストするのですが、既に切ってあるものしかなかったので。ちょっと心配なので蓋をしてじっくり火を通す。そしてラムのエキスの残ったフライパンに少し水を加え、クレソンのピューレを入れて塩・胡椒とコンソメを少々振りかけて煮立たせます。焼いた肉にこのソースを敷いて、茹でた人参と大根を添えて出来上がり。う、うーん……クレソンは少々薄めても結構緑色が強いので、これはかなりきれいと言うより毒々しいような……。クレソンが多すぎたかな。一束全部ピューレにしちゃったからなあ。
しかし、食べてみるとこれはこれで結構いけるのでした。思ったより青臭くないじゃん。
ラムの癖のある風味に、クレソンの癖のある風味が重なって意外と美味しかったりする。文字どおり焼き肉に青汁がかかってるみたいで、料理の本の写真のように美しくはならなかったのですが、そりゃムリもないかな。
結局300gまるまる食べてしまった。きっとお腹を壊すだろうと思ったけど何ともなし。しょうがない、明日からはダイエットしよう。あっでもまだむきエビとか鳥肉とか冷凍庫に残ってるな。しょうがない、ダイエットは来週からにしよう。
10月21日
一月ほど前にやったばかりというのに、再び自宅でワインパーティ。一応試験に合格したことを祝うというのが名目なのだが。
結局前日までチーズやらラムの肉やらイタリアのパスタやら、はたまたソースを作るためにミキサーまで買って準備してしまう。これはもうちょっとマニアックな世界になりつつあるなあ。相当の人数が来ても食べきれないくらい材料を買い込んでしまう。
さて、当日の駅の待ち合わせ時間に来たのはたった一人だけ。一体どうなることやらと思ったが、仕事やら何やらで夜からの参加者が多く、結局8人の人が訪れたのでした。もっとも皆さんしっかりキッシュとか牛刺しとか牛肉のワイン煮とかカステラとかケーキとか色々差し入れまで持ってきてくれるので、最終的には終わった後も冷蔵庫は一杯の状態だったりします。今回のメインはIさんの持ってきた台湾産のカラスミ。
「カラスミはスパゲッティにすると鼻血がでるほど美味い、という情報もありますが」
との挑発に、それならとしっかり挑戦することに。まずカラスミの薄皮を剥いで半身を軽く炙って刻みます。ガーリックとピーマンを軽く炒め白ワインを加えた後に、茹でたパスタとすり潰した松の実を加え、そこにカラスミを加えて出来上がり。どう?
「何か味が足りない」「ちょっとぱさぱさする」……もちろんそりゃ物が良いですから「おいしい!」と言ってくれる人もいましたが……うーん、確かに、私も表参道で食べたことがあるけれど、もっとウェットだったような気が……。残った材料でもう一度チャレンジじゃ! もっとバターを効かせて、カラスミもたらこスパゲティみたく少しペースト状にして加えてみよう。さて、今度は?
「ちょっとしつこい」「あんまし変わらないかも」……うーん、いずれにしても鼻血が出るほどではない。軽く引き受けてしまったが、思ったより難しいな。
半分残ったカラスミを、今度は炙った後そのまま切ってみんなで食べてみる。
「めっちゃ旨い!」
うーむむ、これは上品でしかもボディがあり決して辛すぎず甘すぎず……結局のところ、料理の腕というよりパスタにあえるには物が良すぎたんですな。うん、そういうことで納得しよう。きっとパスタに使う奴はもっと味が濃くて薫製状のもので充分なのに違いないて。うんうん。
同じ本社でアドバイザー試験に合格したメンバーが集まって祝賀会を開きました。
幹事のKさんは、一次試験の後夫婦でフランスに旅行し、帰ってきたら一次が受かってたので二次も受け、見事合格したんだそうな。休みを試験勉強に費やしてた私と比べると余裕を感じますねえ。ご本人は「勉強しなかった〜、ぎりぎりだった〜」とか言ってますが、なあに試験は受かりゃあいいんで、そりゃ余計なおべんきょ時間なしに受かった方が労力が少ない分得に決まってます。
結構有名なフランス料理のシェフがやっているというお店に、ワインをしこたま持ち込んでの飲み会。シャブリ・グラン・クリュやバローロ、ジヴレイ・シャンベルタンなんぞをぽんぽん空けていると、お店の人から日本酒の差し入れ。泣く子も黙る山形の名酒「十四代」。これは久保田とかのすっきり水みたいに飲める淡麗辛口タイプとは違って、ねっとりとコクがあってかつベタベタしないボディのあるお酒でした。もっともかなり飲んだ後だったんで、いまいち細かい味の記憶に欠けていることは否めない。これはまた探さなくちゃいかんな〜。
池袋サンシャインシティ最上階で、「太陽に一番近い葡萄とワインの国」と題して国産ワインの試飲会をやっていました。
詳細はここを参照。
33種類の国産ワインが500円で飲み放題という、非常に良い企画なんだけど、頑張っても10種類、小さめのグラス10杯が限界だったなあ。案外飲めないものだ。
土浦に鈴木屋さんという沢山ワインを扱っているお店があるというので行ってみることに。
詳細はここを参照。
もう売っていないと思われていた逸品がいくつか置いてあるのを確認したけど、カードが使えないので衝動買いというわけにはいきませんでした。
10月7日
横浜のワインバー「WEIN」で、ドイツの生ビールの飲み放題。
詳細はここで紹介した通りです。
人事異動で職場が変わり、ビール関係の仕事をするようになったので、一応いい勉強になったかも。
ついにワインアドバイザー二次試験結果の通知が封筒で届いたのでした。
二次試験はいろいろと別な意味でしんどかったのですが、さてさて、その結果は……。
びくびくびくびく……。
結果は……。
なんと「合格」、であります!
これではれて私もワインアドバイザーのはしくれだあ!
どんなもんだいちょろいぜ!
もっとも、もし落ちてたら「今回の試験は特に一次試験がちょっとマニアック過ぎた。殆ど流通していないような銘柄を問題に多用するのはいかがかと思う。ある程度合格ラインを引き上げてでも、もっと基本的な部分をマスターするよう促すべきである」などとしたり顔で言い訳をぐちぐち書くつもりでした。