2004年 新春メッセ−ジ
〜“道”は自分自身で作る!のスピリット、
21世紀を<希望の世紀>とするために〜
■感謝の気持ちで新年を祝う
みなさん、お正月いかがお過ごしですか?
私は、今年も、「日本のうた絵巻」(NHKテレビ)を見ながら、新春を迎えました。
おせち料理のお箸をちょっと置いて、目を世界に転じてください。
一瞬にして数万人の命を奪ったイランでの大規模な地震。今なお、瓦礫の下で救援の手を求める多くの人々の悲痛な叫び声が聞こえてきそうです。
その隣国イラクでは、国際貢献の名のもとに派遣を命じられ、先遣隊としてすでに任務についている日本の自衛隊員たちが、家族と離れて正月を迎えています。
争いあり、テロあり、災害ありと、何が起こってもおかしくないご時世。
そんな中で、家族とともに、気持ちさわやかに新春を迎えることができたことを、
感謝したいと思います。
■今年の年賀状から・・・
(仕事の仲間へ)
今年の干支の「申(さる)」に、「人」と書いて、「伸びる」。
まだまだ厳しい状況は続きそうですが、少しでも前進できるよう、
一日、一週間、一ヶ月、そしてこの一年を大切にしたいと思います。
お互い健康に気をつけて、楽しく頑張りましょう。
(合唱の仲間へ)
ともに歌える場がある、ともに歌う仲間がいる、とても幸せなことです。
これから5年、10年・・・どれほどの楽曲が歌えるのかなと考えると、
今歌える一曲一曲を、大切にしていきたいと思います。
今年は、「心の四季」と「北の国から」・・・。
<見えない時間にみがかれる>
そんな気持ちで、この一年を過ごしたいと思っています。
(海外の友人へ)
お正月といえば、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートですが、この12月から、
ウィーンフィル定期演奏会を、NHK−FMで生中継で聴けるようになりました。
ウィーンでは、夜のオペラ公演と重ならないように、日曜日の午前11時からだそうですが、
日本時間では、日曜日、夜の午後7時からです。
12/14についで、新年1/11の放送が予定されています。
私にとって、ウィーンからの楽しみが、また一つ増えました。
(親戚の方々へ)
皆さんお元気ですか。
わが家は今年、長女が一浪で大学受験、長男が高校受験。
悩ましい春を迎えます。どうなりますことやら・・・。
■21世紀は20世紀より幸福な時代だったのか?
「22世紀から回顧する 21世紀全史」
年末、こんなタイトルの本に、ふと目が止まりました。
なんと2112年に記したという設定。21世紀に入ってまだ4年目を迎えたばかりなのに、
もうこんな本が書かれているのに、びっくりしました。
その第一章は、「バイオ革命の明暗」。
21世紀を遺伝子の時代と捉え、その初頭に誕生したクロ−ン人間をめぐって、
お話が展開されています。
核ミサイルの応酬で700万人が命を落とした一日があり、歴史上最大の不況に
全人類が苦しんだ十年のあった21世紀。
そんな21世紀が、20世紀より幸福な時代だったのか?との問いかけに、
はっきり答えています。21世紀は<進歩の世紀>だったと。
そして、その100年を生きた何十億の人々が、自分の子どもに、自分の孫に、
よりよい世界を残そうとした努力の賜物にほかならない、と結ばれています。
■“道”は自分自身で作る!
今年、わが家の「21世紀未来年表」に、子どもたちが80歳になる年を、
記してみました。娘が2064年、息子が2068年。すでに21世紀後半を迎えています。
なんとなく21世紀が、現実感をもって迫ってくるようです。
「僕の前に道はない。僕の後に道はできる。」
詩人高村光太郎の言葉です。
自分が、たまたま今いる状況の中で、何をなしうるか?
ただただ厳しい厳しいと嘆くだけでなく、自分でできることから、
何でもやってみなければという気持ちです。
今年が、<希望の世紀>につながるよき年でありますように!
2004年 元旦 輝かしい新春を迎えた大阪・南河内より
♪すべての子どもたちの夢と幸せを願って・・・
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2001年 新春メッセ−ジ: さよなら20世紀、よろしく21世紀!
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2000年 新春メッセ−ジ: 「21世紀未来年表」に託す熱い思いとは?
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