2006年 新春メッセ−ジ

〜戦後60年、社会人30年を経て  新しい時を刻む


社会人として思う〜働くとは?〜

 昨年2005年は、私にとって社会人30年という節目の年でした。
 戦後60年という日本が歩んできた歴史のちょうど半分を、社会人として過ごしたわけです。
 そんなことから、いささかの責任と反省を込めながら、
懐かしい友との語らいや、自分の来し方を振り返る機会がありました。

 その締めくくりが、年末、仕事納めの日の夜に放映された
NHKプロジェクトXの最終回の番組でした。
 
スタジオに登場した人たちが、自らの仕事を振り返って時には涙し、

また番組を見た人が、ひたむきに仕事に立ち向かう人たちの生き様に感動する・・・。

残念なことに一部過剰な演出ややらせ的な手法に批判もありましたが、
テレビを見ながら、仕事とは?働くとは何か?ということを、
あらためて考えさせられました。


 その一方で、年末の国勢調査結果で、
日本の人口が減少期に入ったことが明らかになったことともあいまって、

いよいよ団塊の世代が定年を向えることから、
いわゆる“2007年問題”についていろいろ語られています
そんなテ−マを扱った書『団塊の世代 「黄金の十年」が始まる』(堺屋太一著)を

年末から読み始めています。

ややもするとお荷物ととらえられがちな団塊世代を、

新しい労働力として捉え、そのエネルギ−こそが新しい市場や文化を創り、

時代を変えるという展望を示しています。

 私自身は団塊世代ではなく、その直後の世代ですが、
“黄金の十年”とまでいかずとも、
新しい人生のステ−ジを視野に入れつつ、
熱き志を高く掲げ、地道な努力と納得のいく平凡な日々を
積み重ねていくことの大切さを、今痛感しています。

 
今年の年賀状から・・・

(仕事の仲間へ)
昨年社会人30年目、今年銀婚式と、公私ともに節目を迎えています。

 マクロでは景気が上向きつつあるとのことですが、

自分の暮らしぶりのほうは、回復どころか、厳しさが一層増しているようにも感じます。

これからは、子育てから介護の課題でしょうか・・・

  

 (合唱の仲間へ)
 昨年は、合唱団の皆さんとともに、
 音楽のある楽しい時を過ごすことができました。
 これからも、ささやかながら音楽のある生活を大切にしたいと思っています。

 特に今年は、委嘱作品が出来上がるのを心待ちにしています。
 今年もいろいろお世話になると思いますが、よろしくお願いします。

(かつての合唱の仲間へ)
昨年は、夏の有田音楽堂、年末のハイマ−ト定演・ミニ同窓会、
お陰さまで、卒団30年という節目にふさわしい、思い出に残る年となりました。
現役の熱演で、伊吹先生の最後のステ−ジ、なかなか感動的でした。
今年も、ささやかながら音楽のある生活を楽しみたいと思います。

  ♪ 今宵ここに休みて 懐かしき
    ふるさとの歌を いざ歌えや ・・・・

 

 (親戚の方々へ)
今年のお正月は、年末の大雪で、さぞ雪が多いのではないでしょうか。
昨夏、私たちの家族と友人との家族で
城崎−小代−香住−湯村−出石ツア−に出かけました。
懐かしいやら、またあまりの街の変わりようにびっくりするやら・・・でしたが、

新しい但馬でのいい思い出ができました。

娘(大二)はヴァィオリン、息子(高二)は剣道・・・
それぞれ自分の道を楽しんで歩んでくれています。
うれしい限りです。


 
明けて新春の街に思う〜賑わいと温もり〜

 
年が明け、お正月気分で賑わう大阪・ミナミの繁華街に足を運びました。
 門松が飾られたデパ−トやショッピングセンタ−に響く琴の音色が、
迎春ム−ドを盛り上げています。

 その中を、分厚いコ−トやジャンパ−を着込み、子どもの手をつないで歩く家族連れ、
肩を寄せ合いながら、楽しそうに語らう若いカップル、
あでやかな和服姿のご婦人たちもチラホラ・・・。
 そんな光景を見ていると、冬の寒空のもとではありますが、
ほのぼのとした温もりがこちらまで伝わってくるようです。
 
この賑わいと温もりこそ、<平和の時の証>であり、その感触なのでしょう。
 
 10年後、20年後そして50年後、100年後に、
戦後60年を経たこの真っ白な新しい年が、どんな年として記憶され、思い出されるでしょうか。
平和と共生への岐路なのか、争いと競争への岐路なのか。
そんなことを思いつつ、わが家の時計に目をやりました。
今年買ったばかりの電波時計。
すでに今年のうるう秒もきっちりカウントし、確かな時を刻んでいます。


 今年が、明るい展望の見出せるよき年でありますように!
 よろしくお願いします。

                                  
      2006年 正月  
                家族ともども穏やかな新春を迎えた大阪・南河内より


   [新春メッセ−ジ]

2005年 〜自分たちの今に未来を見つける
                     
2015年のわが家族へのメッセ−ジを込めて〜


2004年 〜“道”は自分自身で作る!のスピリット、
                       21世紀を<希望の世紀>とするために〜

・2003年 <ナイス・エイジング>を願って・・・

2002年 <児童の世紀>への新たな一歩を!

すべての子どもたちの夢と幸せを願って・・・


   2001年 さよなら20世紀、よろしく21世紀!
 

  2000年 「21世紀未来年表」に託す熱い思いとは?


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