貧乏な画家の元を毎夜月が訪れる。月は世界の各地で見た小さな光景を画家に語って聞かせる。絵のない文章の中から鮮やかな絵が浮かび上がってくる童話集。
「ムーミンたちはおたがいに、人のことは心配しないことにしているのです。こうすれば、誰だって良心が発達するし、ありったけの自由がえられますからね。」
アニメから入ったムーミン。小学生の頃本で読もうとして、怖くて数冊で挫折した記憶が。完読したのは高校生になって文庫で見つけてからだったような。それ以来もう何度も読んだ愛読書。ムーミン一家メンバーの愛ある距離の取り方はとても素敵。家族や友人愛、そして人と人が出会うと必ずそこに生じる深い孤独についても考えさせられるシリーズだ。児童文学の名著と言われれば私はまずこれです。それにしても作中のスナフキンには「おさびし山」の歌は似合わないね。アニメにはアニメ、小説は小説の楽しみ方があり。
jenre:童話・児童文学
私が丁度幼稚園だか小学生だかの時にリアルタイムで翻訳が出始めた。「次の本入ったからこっそり取っておいたよ」と児童図書館のお姉さんから渡されるたびに驚喜して読みふけった、もう想い出話無しには語れないシリーズ。当時何度読み返したことか。読むたびにどれほどワクワクしたか。「農場の少年」を読んで私はそれまで食べられなかったベーコンを食べられるようになりました。今は文庫で手元に置いてあります。「長い冬」辺りまでが面白いかな。
jenre:童話・児童文学
大人になってから読んだ児童文学。子供に読ませるには悲しい話かなという気もするのだけれど、子供故の恐怖や孤独、また喜びが瑞々しく書かれている名著。続編の「少年ヨアキム」も是非。……と言おうと思ったら両方廃刊ですかそうですか。一応amazonに目録だけあったので。しかし著作者名さえ書いてないよ……寂しい……。
jenre:童話・児童文学
子供の頃に何度も何度も読んで、その度にどれほど胸をときめかせたことか。ともかく泣いたの泣かなかったのって読むたびにえんえん泣きましたとも。「さあ行こう仲間たちよ」で始まる心躍る作中詩がともかく好きでしたね。「ガンバの冒険」のタイトルでアニメにもなったそうですね。見てませんが。
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