|
京浜東北線に乗ってやってきましたよ鶴見駅。
ここから鶴見線に乗り換えです。
鶴見線は鶴見駅から横浜・川崎市内の京浜工業地帯へ向かう総延長9.7キロの短い路線。
その短い路線に更に支線が2本も有る、特異な鉄道です。
さて、鶴見線に乗るには一度改札を通らなくてはいけません。
おなじJR線内ですが鶴見線の多くが無人駅のため、ここで一度検札の必要があるためなんです。
ホームに待機していたのは扇町駅行きの電車。
扇町駅は鶴見線本線の終着駅です。
出発して少しの間高架線を走ります。
その最初の駅が国道駅。
駅名のとおり真下は第一京浜(国道15号)が走るローカルというには程遠い立地の駅です。
しかしこの時は、まさかのトワイライトゾーンに迷い込むとは夢にも思っていませんでした・・・!
階段を下りるとなんとなく怪しい雰囲気が早くも漂っています。
一番下が改札。
なんと木の改札がそのまま残ってます。
何層にも塗られたペンキが剥げて木肌が顔を出してます。
昔はこの枠内に駅員が立って改札鋏で切符に切込みを入れていたんですね。
改札の外に出ると、、、
「なんなんですかー、ここは!」
薄暗いガード両脇には住居や店舗らしき痕跡が見受けられます。
この真上に鶴見線が通っています。
中には廃墟とも思える箇所もあります。
事前情報だと営業している居酒屋とかあると聞いていたのですが、この日はそういう風にはまったく見えませんでした。
こちらはカフェだったのでしょうか。
KEY STATIONとあります。
外に出ると戦前に作られた駅舎の雰囲気が少し伝わります。
ガード両脇に有るアーチ型の窓は朽ち果てガラスが抜けているところもあります。
窓下のいくつかの穴は戦時中の米軍機からの機銃掃射の痕だそうです。
都心では貴重な戦争遺構の一つです。
まだまだ紹介したい国道駅ですが最後にお気に入りの一枚を。
題して
「アンチテーゼの迷宮」
なんちゃって、、、
次のページ
|