心の風景のデッサン
曲り屋
曲り屋と星空
まえがき
誰にでも、生涯の中で忘れ難い自然や季節との思い出があります。でも、これは思い出といったものだけでは語れない「その人が大切にしてきたもの、これからも大切にしていきたい宝物」なのではないでしょうか。
昔のことを、そして自分の生まれ育った故郷を単に懐かしんでいるということではないのです。きっと大切にしたい何かがそこにあるからと感じるからなのです。自分の心の目で心地よいと感じ、大切にしたいと思っている価値観がそこにあるのかもしれません。きっかけは、小さいころに出合った光景だったかもしれません。でも、その時代、その場所に戻ることはできないし、その意味も違うのかもしれません。
目 次
【冬】・・・曲り屋の冬
・獅子座
・冬の貝ひろい
・雪の校庭
・竹スキー
・しもやけ
・鮒せんべい
・雪の積もった日
・雪の舞
・星の光と雪の光
・つらら
・氷のいかだ
・かまくら
・入学試験前日
・冷たい雪と温かい雪
【春】・・・曲り屋の春
・玄関の自転車
・孔雀蝶
・猫やなぎ
・ターザンごっこ
・土筆
・さくら
・メダカ
・小川
・オオムラサキ
・バクダン屋
・竹の皮
・ウスバシロチョウ
・化石探し
・木の実?
・屋根の上で
・紙芝居と水アメ
【夏】・・・曲り屋の夏
・山椒魚の卵
・トロイメライ
・青竹
・もみじと土ダンゴ
・くるみの花
・唐傘
・がいらんご
・月見草
・田んぼ
・浮草とカエル
・井戸水
・蝉
・ホタル獲り
・ホタルのいる風景
・アサガオ
・おまじない
・あんずの木の下で
・お神楽虫
・鮒獲りとリンゴ
・昼寝
・小さな生き物
・蝉獲り
・トンボの幼虫
・畦道のカニ
・夜光虫
・原っぱ
・チンチン
・隠れ家遊び
【秋】・・・曲り屋の秋
・芋煮会
・石さがし
・秋の海辺
・生ウニ獲り
・彼岸花
・化石の中身
・グミの実
・台風の日
・どんぐり
・田んぼの兵隊さん
・道ばたの菊
・大公孫樹(おおいちょう)
・クルミ
・アケビ
・アケビ採り
・祭りの日
・柿の実採り
・島影
・らっかさん
《波暮旅二さんからの手紙より》
心に響くことば