4行詩の展覧会

 月刊ポエムでは毎月テーマ素材を決めて、4行詩の競作を行っています。どなたでもご参加いただけます。投稿のご案内はこちらです。

 掲載された詩の感想・コメント交換は、掲示板(
気ままな掲示板)で行っておりますので、ぜひお立ち寄りください。


今月のテーマ素材

「 虚・Empty 」

☆共感投票上位作品☆

 (詩) 無題 ‥‥‥‥‥‥‥‥  chielcy
 (詩) 口にした虚しさは ‥‥‥‥ 杏条


          〜〜 同人作品集 〜〜

 (詩) 虚しさ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 上杉晴一郎
 (詩) いっ・さい・かい・くう ‥‥‥‥‥‥‥‥ なお
 (詩) 部屋 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ しじみ 
 (詩) 人さがし ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 高橋あすみ
 (詩) たまご ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 河野夏月
 (詩) 嘘 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 七海
 (詩) そんなこと言わないで ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 月那
 (詩) 虚勢 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 夜行人間
 (詩) 口にした虚しさは ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 杏条
 (詩) つよがり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ かのん
 (詩) 夏の海で ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 聡碧
 (詩) 空虚 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ うさぎ
 (詩) 心のあな ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 空(SORA)
 (詩) 虚無 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ KURARA
 (詩) 虚ろ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 叙朱


          〜〜 投稿作品集 〜〜

         ( )は連続投稿月数です。    
           
 (詩) 壊れた人形 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 祈姫(初)
 (詩) 哀しみの雨 ‥‥‥‥‥‥‥‥ 樹彩貴千英留(初)
 (詩) 愛・亡者 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ みぃしゃ(3)
 (詩) 希望 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 周子(2)
 (詩) EMPTY  ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ LIB(初)
 (詩) 無題 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 室姫 凛(2)
 (詩) 無題 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥  chielcy(初)
 (詩) あなた想い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ だんまる(2)


┗━━━━━━━(掲載順番は原稿の受付順です)━━━━━━┛

 
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 (詩)虚しさ
                       上杉晴一郎
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 とにかく 人の老死ほど虚しいものはございません
 だけど 人は老死をイメージすることができないんです
 それで どうにか生きて行けるのでございましょう
 なにを お笑いになります おかしなこと言いましたでしょうか

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●何時も思っていることを詩にしただけです。しかし「虚」は
   難しい題です。

 HP->http://homepage1.nifty.com/uesugisei/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)いっ・さい・かい・くう
                          なお
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 神さまは 空を知って 空になって
「人は誰もが空になれるんだよ」って言うけど
 わたしはちっとも空になれません・・・
 まだまだ すべてが 謎だらけなんです。

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  ●4行詩の思想は,厳密に言えばちょっと変なんだけど,
   「虚」って言葉でわたしが真っ先に思い浮かべたのが「空
   (くう)」でした。※もちろん,「神さま」って言葉もほん
   とは間違ってるんだけど・・・。(^^;;;
   たぶん,この詩を佛教学の先生が読んだら,きっと単位をあ
   げたことを後悔するだろうなぁ。
   でもだいじょうぶ!こうやって,ときどき講義のことを思い
   出していますから!


  HP->http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/nao.htm
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 (詩)部屋
                         しじみ
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 この部屋に祖母は生きていた
 寝たきりのわが身を疎い世話になると家族にわびながら
 この部屋に祖母は生きていた
 規則正しい息遣いと温もりが家族の宝物だった

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  ●忘れてしまうこと、これは心の中の虚なのでしょうか。人生
   の中で強烈に心に刻み込まれたことすら、日常の慣習に呑み
   込まれてしまったように。それとは逆に家に帰ったらまず祖
   母の部屋を覗きに行く、終わったはずの習慣が蘇ったりする
   のです。


  HP->http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/shijimi.htm
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 (詩)人さがし
                       高橋あすみ
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 孤独の方がラクだと思っていた
 なのに・・・・・・なのに
 気の合う人を探していた
 なんだか、むなしく感じる
   
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●ようやく夏休みになりました。早めに宿題を終わらせて毎日
   を楽しみたいと思っています。


  HP->http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/asumi.htm
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 (詩)たまご 
                        河野夏月
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 ハンプティー・ダンプティー
 みたいに笑ってる私
 割れてもなにも
 出てこないの

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  ●〜終わりに〜
   数年前は、虚無感というものが、自分の中にひっそりとあっ
   たものですが、最近、気づけばそれを感じることが、あまり
   ないようです。誰か、もしくはなにかを見つけることが出来
   たのでしょうか?
   さて、今回の作品はどれも、ちょっとした言葉遊びに近いか
   なあと思ったり。たまには良いかなあと思いつつ、今回はこ
   の辺で。

           一年前の音楽とともに  河野夏月

 HP->http://www2c.airnet.ne.jp/kaduki/
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 (詩)嘘
                          七海
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 ごめんね
 偽りの恋
 仕草や口調がよく似た
 あの人に重ねたキス

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  ●心に嘘をつくことはとても痛い、だけど 目を閉じて 耳を
   ふさいで流される事も時には必要だと気付いたこの頃。
   立ち向かうばかりが強さじゃない
   逃げる事だって守る意味を持つかも知れない
   絶対につかれたくない嘘はあるけれど


  HP->http://home10.highway.ne.jp/nana/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)そんなこと言わないで
                          月那
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 いつもは身近に感じているのに
 突然の荒波にさらわれたみたいに
 サァーと離れていくこの感じは
 耐え難いほどの虚しさ

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  ●最近は料理に凝っています。ゴーヤチャンプルやチキンのト
   マト煮込みなんかを作ってます。料理は頭を使います。
   もたもたしていてはダメ。出来上がった時に流しまわりも綺
   麗になっている・・・、理想だけどなかなか難しいものです。
   詩とは関係ないあとがきもたまにはいいかな。

  HP->http://www1.plala.or.jp/love/index.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)虚勢
                        夜行人間
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「年の離れた妹のようなものだよ」なんて
 他人には言ってはみてるけど
 いつまで自分に虚勢を張れるのだろうか
 この胸に込み上げる 刺羅色の思いを目の前にして

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  ●久しぶりの「偽装妹」シリーズです(汗)
   本当に好きになると、人は誰でも臆病になりますね。
   刺羅はリラ(ライラック)の当て字だそうです。
   私にとっての恋の色とはこんな色なんです。


 HP->http://www3.ocn.ne.jp/~aeries/090/index.html
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)口にした虚しさは
                          杏条
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 淋しさに負けて 群れて嘆いてみたところで
 夜明けの後に残るのは 独りきりのあなたです
 後悔したくないのなら 唇を噛んで耐えなさい
 口にした虚しさは 嘘に変わってしまうのだから

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●人恋しいのに、人と上手く付き合えない時があります。
   淋しいなんて言葉は、迂闊に口に出すと意味をなくしてし
   まって、同情を乞うているように響き、ひどく惨めな気分
   になります。
   虚しさはと多分、どう対処していいか分からない感情の事を
   指すのです。
   だから、“ない”ものを虚無と呼び、ありもしない事を嘘と
   呼ぶのでしょう。


  HP->http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/usagi.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)つよがり
                         かのん
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 しばらくあなたがいた場所は
 空席にしておくけれど
 もし私を振り返ることがあっても
 いつまでも空いてると思わないでね

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●「私の中のとっておきの場所に座る人は
    やっぱりあなたのほかに考えられない
    だからいつ戻ってきてもいいように
    名前はそのままにしておくから」

   この詩が先に出来たから↑の作品が浮かびました。
   言いたいことは同じ「もう一度私の元に戻ってきてほしい」。
   でも本人が一番よくわかってるはず。
   結局は虚しい想いだということ。


  HP->http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/kanon.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)夏の海で
                          聡碧
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 僕は何時も夢をみて 努力して 最後には疲れきった
 結局 いつも誰かにほめて欲しかったのかもしれない
 水平線を見つめているとしくじった全てが色褪せ今は虚しい
 波の音 風のにおい 空っぽの心を癒して また波の音

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  ●<気儘なひとりごと>
   ・少し前、どうしても欲しいものがあって初めてインター
   ネットオークションに挑戦した。凝り性の私は瞬く間にのめ
   り込み、1週間も経たない内にいっぱしの通ぶっていたのだ
   が、他のサイトでもっと安く競り落とされているのを発見し
   てがっくり。あいかわらずのどじなオチでした。


  HP->http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/soheki.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)空虚
                         うさぎ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 背中合わせで眠っても、突然 襲う孤独感
 始まりは なだらかにカーブを描き終わりへと続く
 女はみんな本能で知っている
 何を持っても ふさげない心の片隅の在りか

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  ●毎日暑いですね。皆さん夏バテしてませんか?
   今回のお題は「虚」と言うことで普段単語として
   使わない言葉だったのでイメージとしては
   とても難しかったです。
   暑中お見舞い申し上げます。


  HP->http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/usagi.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)心のあな
                        空(SORA)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 真っ青な空に白い雲が浮かぶ
 穏やかな心のあなに似ているかもしれない
 たまにはイイよね
 ボーっと何もしない日があっても

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●このお題をいただいたとき、
   マイナスのイメージが強かった。。。
   でも、そのまま受け取ってしまうのも、
   なんか虚しくて、、、(^^;;
   人は肩肘張ってばかりではダメだから、
   たまにはボーっとしましょうよ!
 
  HP->http://www01.dewa.or.jp/~emisky/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)虚無
                         KURARA
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 諦めたかったわけじゃない
 ただ もう何も
 なくなっただけ
 もう何も見えなくなった だけ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●私の中に、虚ろに口を広げた穴が一つ。どこまで覗き込んで
   も、何も見えない。
   何も見つからない。何もかもを呑み込んで、どこまでも虚ろ
   に口を開けて。


  HP->http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/kurara.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)虚ろ
                          叙朱
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 届いているのかいないのか
 くりかえし投げつける言葉のつぶてに
 眉ひとつ動かないきみ
 今日こそはきみに触れてみたいと思う

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●無表情の人混みをすり抜けて、誰かに会いに行く。疲労感に
   くじけそうになりながら。ところが町で会うひとは、なぜか
   町の風景に溶け込んでよそよそしい。何かを守っているの?
   もっと本当を感じたいのに……ああ、疲れが夕暮れをさらに
   暗く貶めて、僕の行く手は虚ろなままだ。


  HP->http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/3509/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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 (詩)壊れた人形
                      祈姫(投稿/初)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 あたしに残ったのは
 腕に残った深紅の傷痕
 心に残った深紅の傷痕
 それだけ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●心の中には、何も残っていません。
   からっぽ。


 HP->http://www.globetown.net/~blackrabbit/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)哀しみの雨
                  樹彩貴千英留(投稿/初)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 貴方の未来に乗り遅れた私
 空っぽになった心の中に
 哀しみの雨だけが
 降り注いでいく

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●愛する人と別れがきた時
   全てを失った様な気持ちになります。
   そんな気持ちを表現したかったのです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)愛・亡者
                    みぃしゃ(投稿/3)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 私の存在ってなんですか?
 あなたの中に私はいますか?
 あなたの心に入りこめるのなら
 この命 悪魔にだって捧げましょう

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●「虚」の意味する「かっらぽ」=自分の存在がない
   と別の意味「邪心を持たない」の反対=邪心そのものを
   表現したかったのですが・・・。


 HP->http://www2.to/mexia/
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 (詩)希望
                      周子(投稿/2)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 何もない この手の平を空に向けても
 この瞳を空に向けても何も見えない
 けれど何もないと分かっていて
 それでも手のひらを空に向ける
  
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●人間にとって一番の特効薬は希望だと周子は思ってます。
   何もないからこそ、希望をもって生きていきたいです。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)EMPTY
                     LIB(投稿/初)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 半透明のパッケージは 憂鬱の材料
 彼女の31個の感情を封じ込める
 壁を避けるために犠牲にした声と
 取り戻すことのできない誘惑

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●(あとがきはありません)


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)無題
                    室姫 凛(投稿/2)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 昨日と今日を取り替えたってわからない
 暗い部屋に帰る道すがら、今日一日分の言い訳を考える
 誰かにおやすみを言って眠る
 ほんとうはそんな生活を望んでいるんだ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●同じことの連続の希薄な毎日を過ごすことは、時折ひどくむ
   なしい。
   自分が本当に望んでいることは、大きな変化よりも、ほんの
   些細な(一部の人にとっては)当たり前のようなことなのだ
   と思う。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)無題
                    chielcy(投稿/初)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 つなぐ手の温もりを虚くした
 からまる指の高鳴りを虚くした
 触れ合う身体の愛しさを虚くした
 涙だけは虚くならなかった

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●(あとがきはありません)


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)あなた想い
                    だんまる(投稿/2)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 うつろな心であなたをたどる
 あなたのにおい、あなたの息遣い、あなたの口癖
 全てが今ここにある
 のに、あなたは。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●空とはまた違う虚。
   普段感じないテーマだけに、結構生々しい。
   デフォルトのない想いは結構グロテスクなのかもしれません。


 HP->http://homepage2.nifty.com/dannmaru/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 
☆編集人コメント☆
ここに掲載された4行詩は、お寄せいただいた4行詩の一部です。このほかの作品は: 同人の全作品は、各自の
ミニホームページに、また、一般投稿された方々の全作品は、ポエムカレンダーのページに掲載されております。ぜひ、ご訪問ください。

2001年8月5日更新

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