4行詩の展覧会


 月刊ポエムでは毎月テーマ素材を決めて、4行詩の競作を行っています。どなたでもご参加いただけます。投稿のご案内はこちらです。

 掲載された詩の感想・コメント交換は、掲示板(
気ままな掲示板)で行っておりますので、ぜひお立ち寄りください。



        テーマ素材 「 静・Quiet 」

          〜〜 同人作品集 〜〜

 (詩) 静けさ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 上杉晴一郎
 (詩) 秘密 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 周子
 (詩) 無題 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 七海
 (詩) 誓い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ うさぎ
 (詩) コウモリ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 高橋あすみ
 (詩) 呼吸 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ しじみ
 (詩) 無題 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 室姫 凛
 (詩) 森 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 河野夏月
 (詩) 静寂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ LIB
 (詩) 静心 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 杏条
 (詩) 喪失 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 聡碧
 (詩) PM23:57 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 夜行人間
 (詩) 夜明け ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 空(SORA)
 (詩) ひとり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 叙朱

          〜〜 投稿作品集 〜〜

         ( )は連続投稿月数です。    
           
 (詩) 静 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ まふ(初)
 (詩) つぶやき ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 真由美(初)
 (詩) かつてこの道の上で ‥‥‥‥‥‥‥‥ lane(初)
 (詩) 落ちるもの ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ monday(2)
 (詩) 静寂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ゆうき(3)
 (詩) さよならはおあずけ…  ‥‥‥‥‥  ゆーこ(初)
 (詩) 朝の挨拶 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ぽぽな(初)
 (詩) 無音 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 止人(初)
 (詩) あの日 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 極(2)
 (詩) もうすぐ もうすぐ ‥‥‥‥‥‥‥ ハジメ(初)
 (詩) 暁迄に ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 瀬田 玲(初)
 (詩) 思慕 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 大夢(5)
 (詩) 遊園地 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ゆたか(3)


       (掲載順番は原稿の受付順です)

 
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 (詩)静けさ
                       上杉晴一郎
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 雨後の鴨川 水かさが増し
 堰の下に 白い渦が巻く
 魚は せわしく 泳いで 流れに逆らい
 岸辺で蒼鷺が一羽 じーっと 魚を狙う

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  ●私の住んでいる処で、よく見る風景を詩にしました。

 HP->
http://homepage1.nifty.com/uesugisei/
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 (詩)秘密
                          周子
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 お願いです せめて泣いてください
 静かな夜に全てを秘密にして泣いて下さい
 せめて最後にもう一度だけ愛してください
 誰にも分からないように

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  ●(あとがきはありません)

 HP->
http://http://www.medianetjapan.com/2/drama_art/shuko/ 
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 (詩)無題
                          七海
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 別れようと言われたことが
 辛いわけじゃない
 別れようと言わせたことが
 心に静かに残るのよ

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  ●暖かくなってだんだんと心が穏やかになります。
   ぼーっと空を見上げる時間が増えました。
   恋する気持ちと言うものを考えるのも増えました。
   私はどちらを選ぶのでしょう、動と静。
   不幸か決めるのはいつも自分だと思いながら書きました。

 HP->
http://home10.highway.ne.jp/non/ 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)誓い
                         うさぎ
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 静かに2人は誓いをたてる
 鐘は祝福を打ち鳴らしているのに
 人生は思いがけず美しい
 白い花のような貴方に 今日逢えて

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  ●5月25日に親友の2人が結婚します。
   年齢の差の壁を越えた友情だと思っています。
   早桐ちゃん、太郎ちゃん おめでとう。
   末永くお幸せに。
 
 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/usagi.htm 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)コウモリ
                       高橋あすみ
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 太陽が西の空に帰っていく
 ゆらゆらとコウモリが飛び始める
 音もなく静かに飛びながら
 どんな景色をながめているのだろう?

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  ●もうすぐサッカーが始まりますね。
   ハングル文字と英語で書いてある地図を駅や街角で
   よく見ます。
   ガンバレ、日本!!

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/asumi.htm 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)呼吸
                         しじみ
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 いい尽くせない想いを体中に抱えても
 もうこれ以上言葉にはできなかった
 月明かりが言葉の残骸を照らし
 2人の間でカーテンも呼吸をしている

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●心のなかにどんな想を抱えても、言葉にできないことがあり
   ます。“静”の中には耳にする以上の激しいものが潜んでい
   るような気がします。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/shijimi.htm 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)無題
                        室姫 凛
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 あまりにも静かで
 隣で眠るあなたの呼吸を確かめてしまう
 忘れてしまったのなら思い出させてあげる
 あなたが忘れていて、思い出したいものすべてを

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  ●子供の頃、親が寝ていると何かひどく不安になりました。
   ちゃんと息をしているかどうか確かめてからでないと眠れま
   せんでした。
   良くない夢を見ているようだと、私が何とかしなくちゃと何
   故か思ったり。
 
 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/rin.htm 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)森
                        河野夏月
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 たくさんの木々が
 緑が花が生物が私をとり囲んでいる
 それなのに どこまでも
 生命の静寂

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  ●「静」と言われると、今年の3月に屋久島の世界遺産地域で
   ある森に行ったことを思い出します。日常では音が無い事は、
   時々不安につながりますが、音がなくても満たされている空
   間や時間てものは確実にあるのだなと思いました。
   それでは、今回はこの辺で。

          夏のはしりを感じさせる朝に  河野夏月

 HP->
http://www2c.airnet.ne.jp/kaduki/ 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)静寂
                         LIB
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 聞こえるのは星の煌く音だけ
 囁くことさえ躊躇う静寂
 僕はあなたにどうして
 愛を伝えよう

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  ●(後書きはありません)

HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/lib.htm 
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 (詩)静心
                          杏条
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 辛くなったら休むといい。
 空を見上げてみるといい。
 ゆっくり呼吸を鎮めたら、
 雲の流れる速さでゆこう。

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  ●寝ころんで雲の流れをじーっと見ていると、とても静かな気
   持ちになれるのです。が、寝ころべる場所自体がそうそうな
   いもので、憩いの場を探索する今日この頃です。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/anjo.htm 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)喪失
                          聡碧
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 喧噪の日々の中で 時が止まったように
 ふと鼻の奥で思い出した柔らかな髪の匂い
 夢と幻滅 翳りある輝きの時代の終焉
 失われ二度と甦らない全てものに対する深い痛み

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  ●さてさて、私の好きな夏が近づいてきました。もちろんその
   前に世間では人気が今イチの梅雨が控えてますが、私は意外
   と6月の雨の持つ雰囲気が好きなんです。確か「青い鳥」の
   中にも「雨の日の幸福」というのが出てきてましたよね。

HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/soheki.htm 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)PM23:57
                        夜行人間
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 単調に動くワイパーの擦れる音が
 なおさら2人を 噤ませる
「帰りたくない」と「帰したくない」
 窓打つ雨の音が 心音と重なった

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  ●車の中って密室ですから、どうしても相手を意識してしまい
   ますよね。
   今回もまた80年ニューミュージック入ってますね(笑)

 HP->
http://www3.ocn.ne.jp/~aeries/090/index.html 
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 (詩)夜明け
                        空(SORA)
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 夜が明ける
 にぎやかなネオンは太陽の光に消される
 すっかり落ち着きを取り戻した朝が
 静かに幕を開ける

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  ●日の出の時間がずいぶん早くなりました。
   たまに早起きしたときの朝日が気持ち良いです。
   朝靄に包まれた静かな時間です。

 HP->
http://www01.dewa.or.jp/~emisky/ 
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 (詩)ひとり
                         叙朱
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 高周波のような耳鳴りは嫌いだ
 静かな夜にひとりだけ
 耳鳴りしか聞こえないというのは
 ほんとうに嫌いだ

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  ●疲れると耳鳴りがします。普段は意識しないのですが、夜中
   に耳を澄ますと、自分一人しかこの世に存在しないのかも、
   と思うほどに、耳鳴りが気になります。

 HP->
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/3509/ 
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(ここから一般投稿作品です)
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 (詩)静
                      まふ(投稿/初)
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 静かな部屋は夢の掛け橋
 思いが天井と床の間で巡ってるから
 静かすぎで分からないけど
 いつか気が付く夢を守ってくれる静かな夢の掛け橋
  
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  ●(あとがきはありません)

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 (詩)つぶやき
                     真由美(投稿/初)
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 心を感じた
 波うつように揺れたり、人のぬくもりのように
 暖かかったり…いやだと言ったり、好きだと言ったり
 こころがあなたに向けてつぶやいている

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  ●(あとがきはありません)
    
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 (詩)かつてこの道の上で
                      lane(投稿/初)
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 突き付けられる 俺の無力
 肥沃 この大地 この血 生み出す貪欲
 早く いち早く 素早く 飛躍
 願うは強く どこまでも 遠く

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  ●まだ若い頃 戸惑いと焦りの中でこのリリックを書きました
   あの頃の道はどこまでも伸び今の自分とつながっている事を
   実感しています いい意味も 悪い意味も これからも伸び
   るだろう 道の上から

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 (詩)落ちるもの
                     monday(投稿/2)
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 死んだら 
 流れ星に成る と 言った君は
 その日のうちに
 空に現れた

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  ●(あとがきはありません)

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 (詩)静寂
                     ゆうき(投稿/3)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 言葉を紡いではっきりするのは
 嘘の輪郭だけだから
「愛してる」って微笑んで
 そのあとはただ黙っていて

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  ●(あとがきはありません)

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 (詩)さよならはおあずけ…
                     ゆーこ(投稿/初)
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「さよなら」は言わないよ
「さよなら」を言ったら永遠の別れの気がするから
 永遠の友でいよう
 永遠の友で…
     
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●(あとがきはありません)

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 (詩)朝の挨拶
                     ぽぽな(投稿/初)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 もうすぐ七時のパン屋のまえで
 三粒の鈴蘭みつけたよ
 バターの匂いの風に起こされて
 開店のベルを今鳴らしたよ

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  ●(あとがきはありません)

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 (詩)無音
                      止人(投稿/初)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 朝日に出会うまでのわずかな時
 生きとし生けるものが一斉に動き出す直前
 闇の中に新たな一筋の光 空気が張り詰め 時が止まる
 体の中を落ちる雫 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●人気の無い冬の海岸で一人海を見つめてると朝日が昇り始め
   暗闇に一筋の光が入る。その瞬間自分の中で「洞窟の中で水
   滴が落ちる」ような音が聞こえるくらい空気が張り詰めて何
   の音もしなくなる様子を思い浮かべました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)あの日
                       極(投稿/2)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 白樺の風が せせらぎを渡る川辺に
 じっと佇みつくしていた きみは
 清楚な表情を見上げて ひとこと告げた
 静寂が 激しく吹き抜けた 忘れ得ぬ一瞬−−

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●遠い昔の 青春のひととき。静は ときに実は 激しさを秘
   めている− そんな経験を これまで様々な場面で 何度味
   わい 出会してきたことか。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)もうすぐ もうすぐ
                     ハジメ(投稿/初)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 音が吸いこまれはじめている
 身体がはじまりを察知した
 気持ちが直ぐに追いかける
 出遅れた理性は  捨てていこう

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●(あとがきはありません)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)暁迄に
                    瀬田 玲(投稿/初)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 見詰め合うのみ
 其れだけで好い
 後は眠るのみ
 其れだけで令い

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●初投稿です。「好い」も「令い」も「いい」と読みます(念
   の為)。 暁が何なのかのよって、この詩は変わってくると
   思います。
   作者は「死=暁」と意図しました。
   何も自分の存在があった事が、何かに残らなくてもいい。
   ただ、死ぬまで自分や世界を静かな気持ちで見詰めて生きて
   行けたらそれで充分じゃないか。
   この詩の人物は、きっとそう思っているのでしょう。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 (詩)思慕
                      大夢(投稿/5)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 気がつくと
 あなたを想い
 あなたを慕う
 私の中に静かに育つ愛がある。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●久々に恋の詩書きました。

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 (詩)遊園地
                     ゆたか(投稿/3)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 ティーカップ 観覧車 ジェットコースター
 周りはたくさんの音で溢れかえっているけれど
 なぜか ここだけ
 君の声しか聞こえないよ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●今月のテーマを聞いて、まず、『静』を目立たせるにはアク
   セントをつけたら良いかなって考えてたら、この詩が浮かん
   できました。そういえば最近行ってないなあ、遊園地。

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2002年6月2日更新

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