4行詩の展覧会


 月刊ポエムでは毎月テーマ素材を決めて、4行詩の競作を行っています。どなたでもご参加いただけます。投稿のご案内はこちらです。

 掲載された詩の感想・コメント交換は、掲示板(
気ままな掲示板)で行っておりますので、ぜひお立ち寄りください。


          テーマ素材 「 声 」

          〜〜 同人作品集 〜〜

   秋の夜 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 上杉晴一郎
   それが嬉しくて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 観夢冬芽
   幼き記憶 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 穂実樹寧花
   赤の他人 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 周子
   秋の歌 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ まいてぃ桜
   たかが恋じゃない ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 夜行人間
   右耳のピアス ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ しじみ
   ノーサイド ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 聡碧
   真実 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ うさぎ
   色々なかたち ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 河野夏月
   歌うために ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ LIB
   声 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 叙朱

          〜〜 投稿作品集 〜〜

         ( )は連続投稿月数です

   しあわせ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 珠琉たまら(2)
   ある秋の記憶 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ワラビ(再)
   コエ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ kei (3)
   夢の中 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ hiro(4)
   慟哭 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ aoi (4)
   叫びという静寂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ANSEI (初)
   振り返って ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ルナ(初)
   声 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ まふ(18)
   呼応 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 哀子(8)
   遠距離恋愛 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ トモヨ(2)
   見えない画材 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ タイム(4)
   笑い声 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ sky (2)
   深更 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 日疋是(初)
   波長 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ミュー(5)
   この空のむこうのあなたへ ‥‥‥‥‥ エール(3)
   夢のおつげ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 翡翠(2)
   貴方の声 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 世戸あおの(初)
   優しさ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 粗茶屋(2)
   胸騒ぎ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 輝露(2)
   旅立ち ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 脱歩(12)
   縁側で、米寿まで ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ケメ吉(5)
   はつこい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 逃走少女(2)
   奇跡の声 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 月宵(2)
   また会う日まで ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 床音風師(初)
   声 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 凛々香(4)
   枯れ葉 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ポンポコ(12)
   条件反射 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ hinazuki(2)
   くろがきたこえ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ たか(初)
   無題 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ぴろ(初)
   無題 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ひざし(再)
   無題 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 柳原文夫(初)
   君は消えてしまった ‥‥‥‥‥‥‥‥ 耀夜衣(2)
   忘却の底 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 香路(初)
   潮騒 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ なちゅ(初)
   十人十色 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ じょんじょん(4)
   無性に ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 亜紀(初)
   星空 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ りりこ(初)
   あなたの声 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ あきの紫織(4)
   こえ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 南華(2)
   第一声 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 粟森毬子(初)
   ピアニッシモ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ コウジ(2)
   もう一度 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 誠志(たかゆき)(3)
   俺は ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 筆生(初)
   組み立て人形 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 悠水(5)

 ┗━━━━━━━(掲載順番は原稿の受付順です)━━━━━━┛

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 秋の夜
                       上杉晴一郎
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 秋の夜 何処からともなく
 聞こえてくる 低い声
 地虫のつぶやきか おのれの耳鳴りか
 恋を失ったドラキュラのすすり泣きか

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  ●大体は自分の耳鳴りのようですが。

 HP->
http://homepage1.nifty.com/uesugisei/
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 それが嬉しくて。
                       観夢冬芽
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 君は、気は合わないけど息は合うんだ、って。
 ほんと、うまい言葉見つけるね。
 これからも、話していたいよ。
 聞き慣れた声が流れる中で、思ってた。

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  ●気は合わないけど、息は合うんです。
   不可解な言葉かもしれないけど。
   2人の間では通じるんです。それが嬉しくて。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/mimu.htm
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 幼き記憶
                       穂実樹寧花
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「もういいかい」「まぁだだよ」
 いつまでも続く幼き頃を
 いつの日にか 思い出せなくなっていた
 あの日の声が巡る感覚を 忘れずにいたいのに…

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  ●忙しくて、いつまでも忘れずにいたかった幼き頃の思い出や童
   心は…消えかけている寂しさにもにた喪失感があまりにも痛く
   て…描いてみましたぁ。

 HP->
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=DEMIURGOS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 赤の他人
                       周子
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 闇の中に走る稲妻のように
 女の悲鳴があがる
 事故か 事件か
 けれど人達は知らん顔

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  ●あとがきなし。

 HP->
http://http://www.medianetjapan.com/2/drama_art/shuko/
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 秋の歌
                      まいてぃ桜
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 一日の終わり夕暮れ時
 すすきが風に吹かれ
 川のせせらぎ 鈴虫の声
 秋の歌を自然が奏でる

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  ●私が通っている大学は自然に恵まれた所で、そこから帰るとき
   にこんな風景に出会いました。秋の夕日を見ながらの鈴虫の声
   は何とも情緒があって好きです。

 HP->
http://www003.upp.so-net.ne.jp/stargaze/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
たかが恋じゃない…
                     夜行人間
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 喩えるなら
 片方だけで遊べなくなった糸電話
 赤い糸が切れた今 2度と君の声を聞くことはない
 それを納得できない 置き去りの自分がここにいるだけ

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  ●悲しくないって言ったら嘘になる
   でも 突然他人になるなんてよくある話だし
   痛みに慣れてしまったら機械のような心になるのでしょうか
   意識してなかったんですが、できあがったのを見ると、今回は何
   となく来生たかおっぽくなってしまいました(汗

http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Cell/5493/directly_666/index.html
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 右耳のピアス
                     しじみ
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 いつもあなたは 右側に立つから
 右耳のピアスは あなたの声を覚えてしまった
 いびつなうさぎの形をして しりあがりなささやきで
 右の耳もとを くすぐってくる

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  ●ピアスは耳もとで揺れるものが好きです。揺れるたびに、ささや
   かれているような感じがします。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/shijimi.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ノーサイド
                     聡碧
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 最後のホイッスルがバックスタンドに響いた瞬間 
 祈りのために握りつづけて白くなった少女の手に
 潤んだ目元からきらり光ってこぼれ落ちたものがあった
 最後に振り絞った言葉はもう届かない大歓声の中に消えていく

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  ●女子マネジャーがスタンドから祈るように応援する姿は、いかに
   もという感じですが、それでも私にとっては昔も今も変わらず胸
   を打つ光景です。そろそろ本格的なラグビーシーズンにはいるこ
    の頃、いつか見たスタンドの少女の姿を思い出しながら。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/soheki.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 真実
                     うさぎ
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 もし、真実の声を与えられたら
 私は 何を話すだろうか
 時として 主張を守る為に
 偽りさえも 操ってしまう事もあると言うのに

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  ●自分の気持ちをよく分かって欲しくて
   少し、オーバーに物事を言ってしまう事って有りませんか?
   言い訳とか、後悔とか無いようにしたいモノですが・・・
   現実は厳しいですね (笑)

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/usagi.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 色々なかたち
                     河野夏月
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「助けて」と言う叫びなら
 もう何度も発していたけど
 気づかないふりをして見過ごしたのは
 大人たちと自分たち

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  ●声って、自分が緊張しているときほど、自分で思っている大きさ
   より、相手に届いていないことってありませんか? 今更ながら、
   発声練習したいぞと思っております。小学校の授業とかに、発声
   科目とかあったら、面白いかしら? それとも、恐いかしら?(笑) 
   文字を書くのを教えるなら、声を出すってのもあって良いのに。

    では、今回はこの辺で。   秋の夜長に  河野夏月

 HP->
http://www2c.airnet.ne.jp/kaduki/
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 歌うために
                     LIB
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 僕の声が好きと言ってくれた君を
 どうして忘れられるだろう
 歌うためにこの世界に降り立った君は
 どうして歌わなくなったのだろう

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  ●あとがきなし。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/lib.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 声
                     叙朱
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 ずいぶんひさしぶりのはずなのに
 駅前は人だかりだったのに
 超音速で声が伝播したのかな
 向こうでさっと手があがる

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  ●覚えていないようで、いざ会ってみると、不思議と聞き分けるこ
   とができる。親しい人の声って、たぶん、記憶の中の特別な引き
   出しにしまい込まれているのでしょうね。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/shishu.htm
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         ここから、一般投稿詩です
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 しあわせ。
                     珠琉たまら
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 甘い吐息に声を乗せて
 砂糖みたいな甘いことばを聞かせてあげる
 あなたが笑いながら
 きみの方が甘いと声を返すのを待つの。

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  ●自分がどれだけ頑張って甘い声を届けても 想う相手の言葉には
   敵わないということで! なんという甘々な詩でしょう…うう。

 HP->
http://psyco.jp/Rcontrast/
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 ある秋の記憶
                     ワラビ
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 早秋の青空の下 写真のあなたは微笑んでいる
 秋風は遠い記憶を駆り立て 心を揺らす 
 きらきら輝く太陽の下 あなたと私 がいた
 あの日の二人の笑い声が 甘く切なく心を過ぎった

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  ●あとがきなし。

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 コエ
                     kei
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 声は僕らに 必要かい?
 心を声に 変換するには もう 限界
 見つめるだけで 僕らは 絶対
 分かり合える 僕らは一体

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  ●見つめ合うだけで、お互いが理解できるくらい、分かり合えるよ
   うな、そんな恋ができたらなぁ、と思います。

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 夢の中
                     hiro
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 心地よい転寝の中夢を見た。
 僅かに残る聴力で記憶辿っている。
 君の声は? 遥かかなた・・忘れかけている
 ねぇもう一度君の声聞かせてよちゃんとしまっておくから

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  ●後書きなし。

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 慟哭
                     aoi
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 それは言葉にならない声だった
 しかしあるひとつの意味を担っていないわけではなかった
 記憶以前の過去をたどるならば
 それは生まれたときに私があげた産声に似ていた

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  ●声は意味を持った言葉ではないけれど、思わず発してしまった声、
   特に体の内側からほとばしりでるような叫びは、言葉以上の意味
   を持つことがあるように思います。人間の思考を超えた意味、な
   どといったら大げさでしょうか・・・

 HP->
http://www2.neweb.ne.jp/wc/morikawa/sya.html
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 叫びという静寂
                     ANSEI
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 この風の唸りと、騒ぐ雲の前では
 何を叫んでも無駄なのだと知った
 だんだんとその白さを増すもやの中で
 この身体の輪郭も、無意味なものになった

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  ●自然の中で、どれだけ自分がちっぽけかを知る瞬間は多々ありま
   す。そういう空虚さを表すのに、届かぬ叫びはぴったりな道具に
   なるのではないかと思いました。

 HP->
http://www.ne.jp/asahi/camus/bluemoon/
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 振り返って
                     ルナ
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「声」が聞こえた瞬間、僕は振り返った。
 するとそこには、楽しげに友人と笑いあう、君がいた。
 笑ってる君はかわいらしくって、それを見て僕は嬉しくなって
 だけど、君が君らしく笑うその「場」に、僕はいないのさ。

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  ●前々から気になっていたのですが、不意に詩をパッと思いついた
   ので、送ってみます。どんなもんでしょ?

 HP->
http://www.h3.dion.ne.jp/~moony
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 声
                     まふ
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 僕のコエは風のようきっと心地よい響
 でもすぐに耳を通り抜けていく
 叫んでもだれにも届かない
 風のように

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  ●あとがきなし。

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 呼応
                     哀子
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 嘘じゃないわ、この色づく街で
 燃え尽きるほど その指で その腕の中で
 あなただけに聞かせる
 たったひとつだけの証の呼応

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  ●ひとりの人だけに聞かせたい言葉と声

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 遠距離恋愛
                     トモヨ
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 ケータイ越しに聞こえる貴方の声
 それは愛しいけれど どこかが遠く思える
 すぐ行けるような距離に置かれていなくて
 今日もまた一人で夜を明かす・・・

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  ●昔、こんな遠恋したことがあって、当時の気持ちをありのまま描
   いてみました。

 HP->
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/2515/
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 見えない画材
                     タイム
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 曇り空も微笑む 幼子の笑い声が
 透明な キャンバスを立てる
 羽の折れたウミネコが 翼を委ねた風は
 そこに 優しさの 風景を描いている

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  ●ゆっくり背伸びのできた、海辺のひと時でした。

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 笑い声
                     sky
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 寂しくなったら
 あの空を見上げてた
 だって 空の下には
 君が笑ってる声がしたから

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  ●1人になった時に空を見ると何故か「ホット」するんです。その
   時に書いた詩です。

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 深更
                     日疋 是
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 灯火を消してひろがる深夜
 虫の音がしみわたる不安定な音域のなか
 名も知らないものども
 ぼくは眠りたいのにあのものどもが

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  ●真夜中 眠りたいのに眠れない。電気を消して、TVを消して、
   そんなときに限って普段聞き逃している音がやけに耳障りだ。
   時折、車のライトが窓を照らす。シャーっというタイヤとアス
   ファルトの擦れる音がまるで雨のようだ。そんな草木もない閉め
   きった二階の部屋の隙間から虫の音まで聞こえてくる。なんの虫
   なんだか。そうやって僕は名も知らない声に追い立てられるよう
   に翌朝を迎える。雀の啼き声がやけに健康的で僕にはさっぱり似
   合わない。そうやって暁に眼をやられて、赤くなったまま、やっ
   と深い眠りが重しとなって訪れる。

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 波長
                     ミュー
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 ココロに音叉 あなたに波長
 惹かれて 呼ばれて 明滅しながら
 遠ざかっては 近づいてくる
 さざめく波間 耳障り

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  ●あとがきなし。

 HP->
http://www.din.or.jp/~dona2/farce/silent/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 この空のむこうのあなたへ
                     エール
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 私は今 とても幸せです
 あなたに 私の声は届いていますか
 この広く大きな空の 向こうにいる
 あなたのことを いつも想っています

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

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 夢のおつげ
                     翡翠
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 神様 教えて。私が今 ここに活きる意味を。
 神様 教えて。私の世間から見える程のこの価値を。
 顔を上げて歩く活きていく為の 声という名の勇気を下さい
 沢山泣いたその晩は贅沢なあなたの声を夢に託す。優しく。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●今 一番悩んでます。相手の欲しい自分にならなければ。。
   ありのままでいるのは なかなか難しい。
   私の悩み きいてほしーーーありがとうございます 翡翠

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 貴方の声。
                     世戸あおの
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 貴方の声を聞かせて?
 最後に私のわがままを聞いて?
 私の、大好きな貴方の声が聞きたい。
「貴方の心の声が聞きたい・・・」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 優しさ
                     粗茶屋
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 いそがしさに振り回され
 周りが見えなくなった時
 ふと目をつむって足を止めたら
 あなたの声が胸に広がる

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●「声」って聞こえるモノだけじゃないと思うんですよ。私は。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 胸騒ぎ
                     輝露
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 太い筒から優しい揺れで聞こえてくる
 今日もこの胸にコダマする
 寂しく震えるこの声に
 いつもかぶさる Your voice

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 旅立ち
                     脱歩
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 遠ざかる
 姿
 耳に残る
 声

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 縁側で、米寿まで
                     ケメ吉
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 悲しいかな 悲しいかな
 悲しいかな 生きるとは切ないかな
 そんな 声に出せない想いを
 君と分かち合いたい いつまでも

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 はつこい
                     逃走少女
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 手も目も香りも背中も冷たい舌も
 傷のように残っているのに
 声だけすっかり消えてしまった
 おかげで夢か嘘のようだよ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●初めての恋人のことを書きました。
   とても好きで毎晩電話していたのにいちばん最初に忘れたのは声
   でした。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 奇跡の声
                     月宵
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 何億という確率で
 生き勝つことでできた
 この世の存在
 あの奇跡のような瞬間に皆があげた第一声

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●すごい確率でできた自分という存在、生まれてくるということが
   出来た奇跡の中 初めて自分の存在をアピールしたのは必死の声
   「産声」だった

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 また会う日まで
                     床音風師
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 語るべき言葉を持たない私は
 永遠に声を無くした貴方と共に
 遠くへ いつ果てるとも知れぬ生を歩み続ける
 もっと もっとずっと 遠くへ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●割合と運命は信じるほうです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 声。
                     凛々香
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 たった一人の発する言葉
 誰でもない あなたの声だから
 この耳が利き当てる
 愛するあなたの声を

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●久々の投稿です。
   どんな雑踏の中でも、大事な人の声だけはきっと聞き取れる。
   大好きな人だからね。。。

 HP->
http://www.goodkey.net/~r_ririka/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 枯れ葉
                     ポンポコ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 聞こえたような気がした 確かに聞こえた
 冷たい雨が早くも降り出し 燃えるような色が
 土色に変わり わずかに残った緋色の声は
 季節の終わりを告げ 地面に溶け込む

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●ソロソロ紅葉の季節なので、近くの街路樹を見ていて、書いてみ
   ました

 HP->
http://homepage3.nifty.com/kakusidama/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 条件反射
                     hinazuki
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 微かに残る君の声
 遠い記憶のような ついさっきのような
 でも 確かに私の身体が覚えてる
 優しい言葉も せつない嘘も・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●ある声を聞いて身体が自然に反応する・・・
   そんなことないですか?

 HP->
http://heartmoon.hp.infoseek.co.jp
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 くろがきたこえ
                     たか
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 くろはいぬ。 声がきこえたんだとさ。
 大丈夫。
 おばけじゃないよ。
 ねこだって〔汗〕

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●うちにへんななき声の猫がいるもので・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 無題
                     ぴろ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 君の声が聞きたくて、今日も電話をしました。
 君に会いたくて、会いたくて、会いたくて
 君の声をもっと感じたくて音量を6にしました。
 君に会いたくて

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 無題
                     ひざし
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 昨日まで 遠くにいても 分かり合えたのに
 今 目の前にいる あなたの声が聞こえない
 すべての時間が止まった中で あなたの口元だけが動いてる
”さよなら”と...

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 無題
                     柳原文夫
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 キミの唇をボクは中指でなぞる
 それなのにキミは空々しいまま
 街灯がぼんやりと霧を映している
 ボクは中指をコブシの内でニギリシメル

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 君は消えてしまった
                     耀 夜衣
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「あなたが、呼んでる」
 虚ろな目をして、君はなにを言うの?
 僕は君のこと、呼んだはずはないんだけど・・・。
 あの日の君の耳には、今の僕の声が届いていたんだろうか。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●男女として、人として、誰かを「好き」と思ったことが一度もな
   い。それでも、恋焦がれるようなメロドラマを描く。私は誰も好
   きではないけれど・・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 忘却の底
                     香路
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 無声 追いつづけ・・・
 存在いたわり 
 音 かなでる道へ・・・
 今日 声高く

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●読んで下さった方が・・・思い浮かべることが出来る無声はどん
   な音をしていましたか・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 潮騒
                     なちゅ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 波飛沫がみえる海は騒がしい
 あれこれ考える暇もなく
 置いてけぼりにされないように急いでる
 泣き声だけは聞かれたくないと

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●ふと窓の外をみて思いつきました。
   もっと穏やかになりたいな、とも思いましたが。

 HP->
http://clop.hp.infoseek.co.jp/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 十人十色
                     じょんじょん
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 君の発した声の余韻に「パワー」をもらう。
 あなたからも…そうね、あなたからも。
 同じ音を発しても「パワー」の色はそれぞれ違う。
 あなたの色も…そうね、わたしの色も。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●披露宴の祝辞で、上司からポエムを贈られた。
   自分のHPに載せていた、私の作ったポエムを。
   読む人が変わると、その人のパワーが加わって
   別の感覚をおびてくる。自分の作ったコトバでさえも。

 HP->
http://www001.upp.so-net.ne.jp/jonjon-room/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 無性に・・・
                     亜紀
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 1人になる夜は
 無性に誰かの声を聞きたくなる
 一晩中の切なさに耐えられなくて 
 録音テープをオンにする

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 星空
                     りりこ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 星空を見ていると
 何だかさびしくなる
 会えないあの人を思い出して
 愛しいあの人を思って・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 あなたの声
                     あきの紫織
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 見つめながら 味わうのが好き
 目を閉じて ゆっくり聞き入るのも悪くない
 あたたかくなってくる・・・
 あなたの声を 心で聴くの

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 こえ
                     南華
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 自分
 追い込みすぎだよって
 揺れそうになる
 あなたからの心

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●ある夜の電話のできごとでした。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 第一声
                     粟森毬子
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 もう窓は真っ黒、疲れた顔は自分なんだ
 ネクタイを緩めたら、渇いたのどが鳴り始めたよ
「いらっしゃ〜い、何にする?」
 また行っちゃおうかな…

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●一人で残業。何だかたまりませんよね。行きつけの飲屋さん。マ
   スターのそんな第一声が癒しなんだよなぁ…

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ピアニッシモ
                     コウジ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 誰も見ていない夜の空に
 叫ぼう、しかし月は笑う
 天につばをするのと同じ
 やがて声は僕の内に宿る

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●叫びたくても叫べない時ってありますよね。でもそんなときの方
   が叫んでいるような気がするんです。声にならない声みたいな。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 もう一度……
                     誠志(たかゆき)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 街の雑踏の中で貴方の声を聞いた気がしました
 振り返って忘れたはずの貴方の姿を探しました
「がんばれよ」あの日最後にそう言った貴方の声が蘇りました
 ―あの日のように涙が止まりませんでした

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●大切な人の一番忘れられないところは声でした。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 俺は。。
                     筆生
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 人間透明になっちまったらさ
 自分を本当に求めちまうんだよ
 脱走することはさ
 生き返るって生き返るってそれが声だよ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 組み立て人形
                     悠水
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 もっと笑って もっと泣いて
 もっと怒って もっと囁いて
 私を 未完成のままにしないでよ
 あなたの声が 私の部品なの ぜんぶ。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●最近あまり人に会っていません。限られた人としか。別に寂しい
   とは思いませんが、ふと、あの人ってどんな声だったかな〜なん
   て考えたり。忘れすぎ(汗)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

2003年11月2日更新

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