4行詩の展覧会


 月刊ポエムでは毎月テーマ素材を決めて、4行詩の競作を行っています。どなたでもご参加いただけます。投稿のご案内はこちらです。

 掲載された詩の感想・コメント交換は、掲示板(
気ままな掲示板)で行っておりますので、ぜひお立ち寄りください。


          テーマ素材 「 坂 」

          〜〜 同人作品集 〜〜

   下り坂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ まいてぃ桜
   雪 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 観夢冬芽
   たらたら坂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 上杉晴一郎
   翼 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 周子
   悩み多き昨今 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 相模流緒
   今ふたたび ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 極
   下り坂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 諦花
   君はいつまでも少女のままで ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 聡碧
   旧友 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ うさぎ
   坂道 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ LIB
   二人乗り ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 河野夏月
   ゴール下の交差点 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ しじみ
   失楽園 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 夜行人間
   坂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 叙朱

          〜〜 投稿作品集 〜〜

         ( )は連続投稿月数です

   その時は ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ポンポコ(13)
   灯火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ トモヨ(3)
   坂道 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ hiro(5)
   坂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 珠琉たまら(3)
   ゆらゆら ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 日疋是(2)
   僕と ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ いろは(初)
   夫婦 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ タイム(5)
   さか ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ Saito(初)
   遠い日 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 秋色の風(再)
   時の坂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ syougo(初)
   開放 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ kei(4)
   a little ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ マスダ(再)
   坂の向こう ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ まふ(19)
   上り坂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 粗茶屋(3)
   想い出の坂道 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ sky(3)
   坂街 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 小太郎(再)
   金木犀の坂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥aoi(5)
   坂道の上 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ルナ(2)
   自転車鳥 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 逃走少女(3)
   恋 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ひざし(2)
   想いで ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ miyu(再)
   恋路 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ミュー(6)
   坂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ shiro(初)
   日本 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 誠志(4)
   富士山遠足途中の小学五年生の気持ち ‥‥‥ 他人(再)
   この坂の向こうに ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 月宵(3)
   雪坂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ miyuki(初)
   風 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ hinazuki(3)
   無題 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ゆーたん(再)
   チキチキマシーン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ケメ吉(6)
   コスモス畑 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ kana(再)
   期待 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ エール(4)
   Life goes on ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 床音風師(2)
   恋心 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ なちゅ(2)
   人の道 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 輝露(3)
   落涙坂 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 哀子(9)
   光の未来 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 那紅(初)
   砂時計 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ JINOJIN(初)
   ヒラルダの日課 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ じょんじょん(5)
   手を繋ごう ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ミルクぱんだ(初)
   またね ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ イオン(初)
   坂を登る ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ あきの紫織(5)

 ┗━━━━━━━(掲載順番は原稿の受付順です)━━━━━━┛

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 下り坂
                      まいてぃ桜
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 ころころころころ転がって
 地球のルールに身を委ね
 転がり続けても焦らない
 ずっと続くわけじゃないから

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  ●逆境を楽しむ、っていうのもたまにはいいのかも。

 HP->
http://www003.upp.so-net.ne.jp/stargaze/
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 雪
                      観夢冬芽
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 雨のつらさを知らない人は
 風のつらさを知っているかもしれない
 雪のつらさを知らない人は
 坂のつらさを知っているかもしれない

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  ●自分のつらさを皆が知ってるわけじゃない。
   でも、知らないわけでもない。
   そう、思います。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/mimu.htm
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 たらたら坂
                      上杉晴一郎
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 寺町三条 京極に向かって
 南にさがる たらたら坂
 昔のままなのは 丁稚羊羹
 それに わたくしの 青春挽歌

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  ●京都寺町三条の東寄りに、京極通りに向かって南にさがる緩やか
   な下り坂があり、地元の人は「たらたら坂」と呼んでいます。昔、
   下駄を履いてこの坂をくだったものですが、今も残っているのは
  「丁稚羊羹」のお店だけです。

 HP->
http://homepage1.nifty.com/uesugisei/
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 翼
                      周子
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 手を広げて 待っていて
 あの坂の下 あの頃みたいに
 わたしは両手を翼に変えて
 鳥になって 飛び込んでいく

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  ●あとがきなし。

 HP->
http://http://www.medianetjapan.com/2/drama_art/shuko/
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 悩み多き昨今
                      相模流緒
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 夢か 現か
 壁に見えて
 登り坂なのか
 今は、わからない・・・

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  ●自分の不器用さに、悩まずにはいられないこの頃。ひとまわり大
   きくなった時に、今の状況を笑い飛ばせたらいいな。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/ruo.htm
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 今ふたたび
                      極
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 紅葉坂 重く揺れつつ バス登る
 即興句を褒めてくれた先生が逝った
 教室のストーブで焚く枯れ枝を
 総出で集めに行ったあの坂を 今また登る・・

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  ●戦後の貧しい時代。枯れ枝集めも生徒の大事な、切実な仕事でし
   た。でも、弁当持参でみんな遠足気分だったなあ・・

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/kyoku.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 下り坂
                     諦花
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 ひどく大変な思いをして 手に入れた恋の
 終わりの時の あまりのあっけなさ
 坂を下りる時 登りと比べ 
 足は楽でも なぜだか 眩暈がするのと同じよう

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  ●あとがき無し。

 HP->
http://www.another.jp/rental/diary/top_frm.asp?ID=teika
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 君はいつまでも少女のままで
                     聡碧
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 君の思い出の中でひときわ切なく鮮やかなのは
 水色の空を背景に坂の途中で軽やかに微笑む君の姿
 二度と動かない君の時間と止まらない僕の時間
 言いそびれた言葉もちぎれた夢の続きも今はただ風の中に

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  ●小高い丘にあった私の母校は今年統合によって新しい学校に生ま
   れ変わりました。平凡な県立高校でしたが、私にとってはそれ故
   に一層感慨深い大切な存在でした。そこにはたくさんの楽しい思
   い出とそして少しですがとても悲しい思い出もあります。ある日、
   水色の空に突然いってしまった君へ。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/soheki.htm
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 旧友
                      うさぎ
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 それぞれ 坂の険しさを嘆く事もあっただろう
 懐かしい笑顔の目尻に見つけるものが
 笑いジワであれよ と
 ねぎらいながら、乾杯を唱える

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 ●何年会っていなくても、子供の時の友人って良いですね。
  何年ブランクがあっても、途中色々あっても すぐに、昔に戻れる
  先日 そんな女ばかりの酒盛りをして楽しかったです。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/usagi.htm
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 坂道
                    LIB
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 坂道を駆け上った先には
 君の笑顔があるような気がした
 体中にかかる負荷が
 たまらなく心地よかった

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  ●あとがきなし。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/lib.htm
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 二人乗り
                     河野夏月
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 路地裏の角 右に曲がって
 急にひらけた道駆け下りて
 翼が生えた
 すすき野の空

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  ●えー、もう12月。一年も終わってしまいますね。
   今年も皆様、どうもお世話になりました。来年もよろしくお願い
   します。 今回はこれで。
              雨上がりの夜空に 河野夏月

 HP->
http://www2c.airnet.ne.jp/kaduki/
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 ゴール下の交差点
                     しじみ
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「いかにブレーキをかけずに、自転車でこの坂を駆け降りるか」が
 あの頃の勇気だった
 そんな無鉄砲で無意味な勇気を追いかけて 25年
 自分の存在意義もつかめぬまま 今日も2人

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  ●坂の下(ゴール)は交差点。そこを無事通り過ぎるのスリルがた
   まらなかったです。無鉄砲なようで臆病で、若いってそんな感じ
   かなぁ。でも、それは死ではなく、このままこの交差点とつっき
   れたら、別の世界に行けそうなそんな気がしていました。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/shijimi.htm
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 失楽園
                      夜行人間
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「重かったら捨ててもいいんだよ」
 か細い声で 君は背中でそう呟く
 何も答えず 僕は黙って坂を下り続ける
 このままダメになってもいい 始まったときからそう決めてたから

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  ●初めて不倫を題材に創ってみました。
   今回は、ド演歌してます(汗)

http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Cell/5493/directly_666/index.html
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 坂
                      叙朱
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 たとえば山に夢中になることで
 頭を空っぽにできるから
 そんな言い訳をしていつか
 夢への急坂をのぼってみたい

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  ●なぜ山にのぼるのですか、というのは愚問らしいですが、それで
   も熱中してる人にふとたずねてみたくなります。のぼった先にな
   にがあるのか。「無心になれるぞ」とはある友人の回答ですが。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/shishu.htm
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         ここから、一般投稿詩です
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 その時は・・・
                     ポンポコ
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 舞い上がる風に 大きめのシャツを揺らしながら
 坂を一気に下きり 息を切らし 苦しそうな顔で
 ボクに何かをうったえる目 気づいていながら
 その時は 肩を抱くだけ 後悔すると解ってるのに

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  ●此も、遠い思い出、そんな時もありました

 HP->
http://homepage3.nifty.com/kakusidama/
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 −灯火−
                     トモヨ
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 坂道を走り抜けると 街の灯が燈る夜景が見える
 そして冷たい夜風に 吹かれながら悩みを紛らす
 心にも苦しい坂はあるけど このように
 胸に宿る暖かい灯火があればいいのに・・・

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  ●昔、旅行先で実際に見た時の事です。
   そして、こんなふうに思ったものでした。

 HP->
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/2515/
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 坂道
                     hiro
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 坂を登りつめると、赤く海が染まっていく。
 ふだんは、気にも止めない貴重な数分間
 海を眺め、坂を見つめていた。
 名もない坂道からの、贈り物だった。

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  ●後書きなし。

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 坂
                      珠琉たまら
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 どんどんどんどん登ってゆきます
 しんしんしんしん雪降る夜に
 しとしとしとしと足音聞こえて
 頬を染めたあなたが坂の上に。

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  ●雪降る夜の坂道を登るのは危険です(うるさい)

 HP->
http://psyco.jp/Rcontrast/
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 ゆらゆら
                    日疋 是(ひびきよし)
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 シーソーのように ゆらゆらゆれる
 ぼくときみとの狭間で口をきいても
 想いを伝える側の言葉は上がりづらいよ
 いまはどちらが見上げてる?

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  ●喧嘩したり、なれあったり、お互いに重い気持ちを持ってしまっ
   たほうが尻が重い。好きな気持ちはそのままでも その時によっ
   てはどちらかが軽かったり、重かったり。
   ゆらゆら揺れるお遊びなのです。

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 僕と
                     いろは
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 大きな背におぶさりお父さんの音を聞き
 目をつむった日曜日のお散歩
 このままがいいと思ったけど
 坂を上ると見える家にお母さんの顔が浮かんだ

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  ●幼き日の素直な気持ち、忘れてました。

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 夫婦
                     タイム
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 積み重ねた年月を 眼鏡にして
 辿ってきた坂道を
 色づく山を
 一緒に 眺める

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

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 さか
                     Saito
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 坂を登ろう、あの日のように
 息せき切らして、汗を流して
 登りきったら、もう一度
 会えるだろうか、あの日のように

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  ●あとがきなし。

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 遠い日
                     秋風の色
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 ゆるいカーブの坂を抜けたら 貴方が見えた
 両側には金木犀 優しい香りに包まれ貴方が見えた
 遠い日の記憶 切ない記憶
 消えない貴方の記憶ー

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  ●あとがきなし。

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 時の坂
                     syougo
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 え?坂を登りたい?
 ダメだよ、ここは一方通行だもの
 ただ転がり落ちるだけだよ・・・
 落ちきってしまえば・・・君は死ぬ!

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  ●あとがきなし。

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 開放
                     kei
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 坂を登って 空を見上げて 振り向いて
 遠くなる街 近くなる宇宙 手を延ばす
 登りきった その瞬間に 視界は拡がり
 心が拡がり 僕の精神は 君に飛んでく

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  ●宇宙は「ソラ」、精神は「ココロ」と読んでくださいね。
   辛い坂を登りきった後の、開放感を表現してみたつもりです。
   伝わりますでしょうか?

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 a little.
                     マスダ
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 ああ、もう少しこの距離が遠ければ、
 私は貴方を見なくて済むのに。
 ああ、もう少しこの坂が急ならば、
 もう貴方に届かないと諦めれるのに。

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  ●あとがきなし。

 HP->
http://ktplan.net/polka/
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 坂の向こう
                     まふ
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 坂の上に居るのは君だろうか
 あの向こうに見えるのは海?空?僕にも見せて?
 君と並んで坂の向こうを見てみたい
 繋がったままにひとつぶの涙

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  ●あとがきなし。

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 上り坂
                     粗茶屋
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 あの長い上り坂。
 登って、登って。
 まだ見ぬ世界に
 胸を躍らせ。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

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 想い出の坂道
                     sky
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 消えない想い出のまま
 この坂道だけが残る
 だけど もしも許されるのなら
 何時か2人の未来を見てみたい

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  ●すれ違いのままよりも、ほんの少しでも未来に近づけられたらい
   いなー。って、思いました。

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 坂街
                     小太郎
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 静岡市や函館市のように
 坂のある街は好き
 特に静岡市には
 好きな人が住んでいるから一番好き

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 金木犀の坂
                     aoi
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 あまいかおりに導かれていたこの一ヶ月
 この道が坂だということを忘れていました
 道の小さなおうとつを靴底に感じながら
 目的地も忘れて小さな花々を享受していました

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●ときどき、ほんのときどき、自分の道を進む途中で花の香りを楽
   しむことを許して欲しいときがあります

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 坂道の上
                     ルナ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 ――延々と続く真白い坂道の上には、なにがあるんだろう?
 そんな風に立ちすくみ見上げても、それはただ通りすがりの風景
 だから僕は地面にぺたんと顔をつけ坂道の視線で坂道の上を見やり
 坂道の続く上には、高く真っ青な空があった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●同タイトルの書きかけの小説があって、それのファーストシーン
   のイメージです。たまに、坂道の視線で坂道の上を見たくなると
   きがあります。

 HP->
http://www.h3.dion.ne.jp/~moony
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 自転車鳥
                     逃走少女
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 長くて急な坂道の上で深呼吸
 思い切り地面を蹴って
 自転車で飛び降りれば
 そのまま風になれる。

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  ●うちの近所は坂道だらけなので、小さいとき自転車でびゅんびゅ
   ん落っこちてました。今思うとなんて危ないことをしていたんで
   しょう、車もよく通る道だったのに。

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 恋
                     ひざし
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 ここで待っているんだよ と優しい目で微笑んだ
 そんな あなたを信じて ずっと私は動けない
 一人で歩いた坂の上から 私が見えますか
 目がにじんで あなたの姿が2つに見える

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  ●:遠距離恋愛は...

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 想いで
                     miyu
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 子供の頃手をひかれ
 坂道で駄々をこねて困らせた
 今は亡き母の顔思いだし
 きようも坂道歩いてる私がいる

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  ●子供の頃よく坂を登る時母に手をひかれ・・
   座り込んで困らせた思いが・・・

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 恋路
                     ミュー
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 つっと つまずく かなしい美人に
 つかのま 沈黙 恋する沈黙
 わけもわからず 歩いた 歩いた
 つまずくために 永遠 永遠

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

 HP->
http://www.din.or.jp/~dona2/farce/silent/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 坂
                     shiro
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 坂の上にあの人の家があったからよくあの坂を一緒に歩いた
 手をつないだり じゃれあったり 時にはけんかしたり・・・
 いろんな思い出がある あの坂
 でも もう一緒に歩くことはない

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

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 日本
                     誠志(たかゆき)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 辛くて長い坂道を
 たくさんの血を代償にして
 昇りつめてきたけれど
 忘却の果てに人は情熱を忘れ始める

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●幕末から人は日本を変えるために多くの人が命を賭けて戦いをし
   てきました。多くの人が日本の未来のために情熱と命を賭けて平
   和な世の中を望んできました。そしてようやく平和な時代になり
   戦いを知らない人が増えました。平和は確かに大切なことで、そ
   うである方が良いに決まっています。しかしその所為で政治への
   関心、つまり日本の未来への関心を、情熱を持つことを忘れてし
   まっているように思います。いつか日本が廃れていってしまうこ
   とを恐れない人たちが増えて、先人たちが築いたこの日本が本当
   に廃れてしまうのではないかと心配で堪らない毎日です。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 富士山遠足途中の小学五年生の気持ち
                     他人
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 登りたくないし
 降りたくもないし
 留まりたくもないし
 結局は歩くしかないし

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●坂をずっと登っているとこんな気持ちに今でもなります。
   結局登るんですけど。

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 この坂の向こうに
                     月宵
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 この坂を越えて
 早く逢いたいあなたのもとへ
 どんな障害だって負けない!
 たどりつくまで絶対負けない!!

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●どんな大きな障害があっても大好きなあなたのもとへ辿りつくま
   では途中で諦めたりはしない。必ずあなたの顔を見てしっかり伝
   えたい・・・この気持ちを★ミ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 雪坂
                     miyuki
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 雪坂を優雅に散歩する小鳥の前に
 空から妖精が舞い降りた
 小鳥は恋に落ちる。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 風
                     hinazuki
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 この坂を上っていけば
 あの優しい笑顔に逢える
 信じて歩いた坂の上
 見下ろす景色に心地よい風が吹き抜けて・・・

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●一途な想いに身を焦がしたあと、心地よい風が頬を撫でてくれま
   した。涙のあとは笑顔です。

 HP->
http://heartmoon.hp.infoseek.co.jp
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 無題
                     ゆーたん
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 今年見逃した 桜の山を
 あの大きな曲がりくねった坂道を登って
 二人で見るコトが出来るかな
 来年の桜も きっと美しい

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  ●季節が全然違うな、とは思ったのですが・・・
   今年はお花見に行けなかったコトを思い出して
   その場所というのが長い坂道を登った所にあって
   あの桜をとても美しく思わせているのは
   苦労して登った坂のお陰もあるのかなと、思いました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 チキチキマシーン
                     ケメ吉
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 急坂 ノンストップチャリで ぐんぐん加速
 下の下 底の底へ 行けッ!絶叫マシーン
 マジ怖っ けど止められない
 だって 好きなんだもーん

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  ●けっけけ、女には解かるまい。この気持ち。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 コスモス畑
                     kana
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 この坂を登りきれば コスモス畑があるの
 濃淡の赤い花々が 一斉に風にゆれて背伸びする
 過去の辛い思いや楽しかった思い出は荷物になるから置いていく
 またコスモス畑で会いましょう ここでさようなら。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●末期がん患者さんが残された言葉から想像しました。
   坂は人生、登りきったところは天国。そんなイメージで書きまし
   た。コスモスは季節はずれですが。。。

 HP->
http://www.h6.don.ne.jp/~north/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 期待
                     エール
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 心臓破りの坂 苦しいけれど
 登りきれば 何かがあるような
 ドキドキ ドキドキ
 鼓動が高鳴り 脈うつ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●どんなに苦しくてもこれを乗り越えたら、自分が変われるような
   気がして楽しくなる。
   そんな時ってないですか?初めてあとがき書いてます。
   なんだか恥ずかしいです・・・。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 Life goes on
                     床音風師
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 今日という日に限っては 何もする事が無かったので
 僕は遠くに見つけた未知の坂を ただ自堕落に見つめていた
 わけのわからないモノがたくさん通っては転落していたが
 途中でこちらに手を振っていた輩は どうやら僕のようだった

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●ある日の幻影。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 恋心
                     なちゅ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 大好きと大嫌い
 同じくらい
 上ったり下ったり
 それでも ぎゅっ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●温かい感情が伝わる居心地。

 HP->
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=natbra
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 人の道
                     輝露
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 いついつの幸せがあるのだろうか
 この上に見える光る頂上には
 息がきれても 目は希望だけを見て
 足に響くアスファルトは いつしか胸を突く

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 *落涙坂*
                     哀子
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 影と日常に寂しさを覚えて溺れ
 まやかしでも我が乳房を愛しいと伸ばす手に
 この身を捧げる行為の果ては
 坂道を転げるように堕ちてゆく

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
   ●言葉は抱きしめてくれないと思った日。
    坂道を転げ堕ちていくの『堕ちて』と言葉に?と思われるかも。
   ただ、ここで『落ちる』を使うと、私の表現したい意味合いが異
   なってくるので、あえて『堕落』の堕(だ)を使わせていただき
   ました。間違った日本語かもしれませんが・・・。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 光の未来
                     那紅
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 今がどんなに苦しくても
 逃げ出したくても
 未来が限定されたわけではない
 坂の上から見下ろす町なみはきっと素敵

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 砂時計
                     JINOJIN
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 落ちゆく砂が時を刻むという感性と
 下層から上層へと登りゆく空気が
 時を移ろわせるという感性とが
 閉鎖されたガラス内部の坂道

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ヒラルダの日課
                     じょんじょん
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 それは天への坂道
 セビリアの民に祈りの時を告げる鐘は
 時を…教えを…空間を越えて
 今もなお鳴り響く

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●ヒラルダの塔は階段でなく坂なんです。
   1日に何度も祈りを捧げるイスラム教徒が高い塔に登るのにロバ
   を使ったからです。
   レコンキスタでキリスト教の教会になった今もこの鐘は祈りの時
   を告げています。

 HP->
http://www001.upp.so-net.ne.jp/jonjon-room/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 手を繋ごう
                     ミルクぱんだ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 坂の途中で 君の横顔
 なんだか なんだか 愛しくて
 もっと近くで 君を感じたくて
 ねぇ 手を繋ごう

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●あとがきなし

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 またね
                     イオン
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 一緒に ロープウェイに乗りたかったけど
 君とはライバル
 あの揺れまくるバスでサヨナラなんて させないから
 来年の春 ここで会えたら その時に   ね

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●受験しに行きました。友達ができて、よけいに受かりたい!でき
   れば一緒に! そんな時に、私は一体何をしてるのでしょう。
   こうなったらあとは神頼みなのです!全国の「月刊ポエム」(略
   してゲッポエ)愛読者の皆さん、イオンが受かるように、空に向
   かって叫んでください!こんな時でもポエムる私のために!
  「ロープウェイから降りる時のスリルが大好きだ〜!」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 坂を登る
                     あきの紫織
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 踏みしめる足は 筋肉が発達する喜びに溢れている
 いつでも highになるまでは 辛い
 途切れ途切れに吸った酸素は
 体の隅々にまで行き渡り 私をも大きくしていく

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  ●坂って、人生みたいですね。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

2003年12月7日更新

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