4行詩の展覧会


 月刊ポエムでは毎月テーマ素材を決めて、4行詩の競作を行っています。どなたでもご参加いただけます。投稿のご案内はこちらです。

 掲載された詩の感想・コメント交換は、掲示板(
気ままな掲示板)で行っておりますので、ぜひお立ち寄りください。


          テーマ素材 「 花火 」

          〜〜 同人作品集 〜〜

   花火に見とれる君に ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ LIB
   打ち上げ花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 周子
   花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 上杉晴一郎
   火の花 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 極
   想花 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 諦花
   鎮魂祭 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ しじみ
   雨天決行 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 河野夏月
   Fin ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 聡碧
   花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ うさぎ
   導火線 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 夜行人間
   ロケット花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 叙朱

          〜〜 準同人作品集 〜〜
         ( )は連続投稿月数です

   カウントダウン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ポンポコ(21)
   散りゆく瞬間(トキ) ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ kei (12)
   罪な花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 蝉春(8)
   花火のあとの夕立に ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ aoi (13)
   うたかたの ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 杜若萌(8)
   約束 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ マスダ(3)
   祭りの夜に ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ あや01(3)
   共有 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ じょんじょん(13)
   夏の夜の夢 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ケメ吉(3)
   光の祭り、踊る鼓動 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 雪乃(5)
   線香花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ タイム(13)
   きえても ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 他人(3)
   大切な ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ トモヨ(11)
   花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ カカシ(3)
   私という名の線香花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ミュー(14)
   夜空/大輪/鼓動 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 粗茶屋(11)
   夜花 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 彩風人(5)
   花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 紅蛍(3)
   一目惚れ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ あをい(4)
   独占欲 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 沙玖良美羽(3)
   咲いた花の散るときに ‥‥‥‥‥‥‥ つきしろゆめ(3)
   華 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 輝(3)
   花火とキミと今 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ まふ(27)
   夏の日 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 縁(5)
   fireworks ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ hinazuki(11)
   花火大会 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 大夢(4)
   さぁて今年も ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ はな(5)
   ほおずき色の恋 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 哀子(6)
   つかのま ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ イエソド(7)
   花火生けとし ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 空惟 秋羅(5)
   花火師の決意 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ リュウ(6)
   私 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ひざし(6)
   想いの丈 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ マルクト(6)
   完全燃焼 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 山ちゃん(5)
   無色・花火大会 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 柴人(4)

          〜〜 一般投稿作品集 〜〜

   思い出 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ きお(初)
   ロケット花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ゆーたん(再)
   残し華 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ さゆ(初)
   夢花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 葛城椿(再)
   with ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ss.s(初)
   花火大会 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ まいこ(2)
   数秒の命 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ KOTOSU(2)
   花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ アーティスト(再)
   散り行くものは美しい ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 夏葵(再)
   想いの形 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ イブキ(初)
   どこまで逃げれば ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ミチル(2)
   理由 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ユウ(初)
   花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ YUKI(初)
   花の火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 黒さん(初)
   花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 椿 美夕(初)
   花火と愛の跡 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ トントン(初)
   花、散る ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ちな(初)
   貴方と謂う盾 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 明 神夜(2)
   夏の夜空 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ chet(初)
   花火大会 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 泉堂さくら(初)
   平和の花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ エール(2)
   サークル ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ なちゅ(再)
   花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 目の色変えて(2)
   花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ かず(初)
   火の花 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 平凡な学生(初)
   今年の花火たち ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ こえて(再)
   4回の花火 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 犬月理数(初)

  ┗━━━━━━━(掲載順番は作品の受付順です)━━━━━━┛


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 花火に見とれる君に
                     LIB
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 空いっぱいに広がる
 花火に見とれる君に
 僕は見とれていた
 時よ止まれと祈りながら

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   ●あとがき無し

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/lib.htm
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 打ち上げ花火
                     周子
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 あの人の思い出も あの人の言葉も
 花火みたいに打ち上げて
 夜の空に撒き散らしてしまおう
 そしたらきっと 全部忘れられる 

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   ●あとがき無し

 HP->
http://shuko1234.easter.ne.jp/
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 花火
                     上杉晴一郎
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 ばくはつすると そらから
 it とか that とか thing とか
 あれ とか これ とか それ とか
 わからぬものが いっぱい ふってくる

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   ●花火、儚いもののイメージがありますが、僕には不思議なもの
    に思えてなりません。

 HP->
http://homepage1.nifty.com/uesugisei/
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 火の花
                     極
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 花が 燃える想いを込め
 身悶え 昇華する
 それが花火・・
 夜空に燃えるセレナーデ

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   ●一瞬にその生命を燃え焦がし・・尽きる・・
    あの花火は、人それぞれ〜様々な人生の昇華なのでしょう。
    そんな想いが、詩心に投影しきりでした・・。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/kyoku.htm
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 想花
                     諦花
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 この想いをちぎって
 花火のように散らして
 夏の夜空に飾れたら。
 きれいに 消えていけたらいいのに。

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   ●ここ数年で花火大会の楽しさに目覚めました。人に疲れ暑さに
    眩暈がしても、やっぱり夏は浴衣で花火が日本人の幸せかなあ
    と思ったりします。

 HP->
http://www.another.jp/rental/diary/top_frm.asp?ID=teika
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 鎮魂祭
                     しじみ
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 花火大会跡に咲き乱れる彼岸花
 花火が落とした種なのか
 燃え尽きる前の炎のように燃えさかる
 暑さまかせに燃えぬいた 恋の鎮魂祭

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   ●彼岸花ってマッチ棒みたいな花火を地面にさして火を灯したよ
    うに見えませんか。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/shijimi.htm
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 雨天決行
                     河野夏月
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 今日の夕立も
 去年の雨も
 散った花火に手向けた涙
 みんな濡れてしまえばいいよ

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   ●〜終わりに〜 今年は、花火大会に行けそうも無いですねー。
    と、花火、今はパッケージに入って売っているのしか見ないけ
    れど、昔は、ばら売りをしているところがあって、いろいろな
    花火を好きなだけ買ったものです。そう思うと、花火の種類も
    減った気がしますが、どうでしょう?
    さて、今回はこの辺で。    寝不足の日曜に  河野夏月

 HP->
http://www2c.airnet.ne.jp/kaduki/
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 Fin
                     聡碧
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 物語の中にいた夏の始めと終わりには花火があって
 終わりの花火はとりわけ美しく少し悲しくて
 何かを失うほろにがい予感と胸にいつまでも余韻が残った
 言葉はなくしたけど 君の優しさが遠い日の忘れ物になった

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   ●以前は毎年のように隅田川の花火大会を見に行きました。始ま
    る何時間も前にいかないといい場所が取れなくて、でも始まる
    まで長々とおしゃべりしするのも意外と楽しくて。今ではすっ
    かり気力も体力も時間も、何よりもつきあっていただける人も
    いなくなってしまいました。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/soheki.htm
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 花火
                     うさぎ
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 夜空に砕け散っていく 光の束よ
 その潔さは 桜とは また違って
 一瞬の 未練さえ残しはしない
 瞼を閉じれば あの夜 二人で見た花火

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   ●ここ何年か 人混み嫌いも手伝って 花火を見に行く事は無く
    なりました。何故 子供の頃は あんな人混みが平気だったの
    でしょう。不思議です。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/usagi.htm
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 導火線
                     夜行人間
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「恋なんて馬鹿馬鹿しい 時間と費用の無駄」と
 何の気なしに言っていた あなたに恋焦がれている自分がいる
 湿気ってたったはずの導火線 火を点けてしまったんだから
 砕け散って貰うよ 闇穹を幾重にも煌めき染めながら

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  ●「今回は裏の裏をかいて導火線だぁ!」と意気込んで作りまし
   た(笑)。できあがったら、あんまり導火線が全面に出てきてな
   い。うぅぅ……

http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Cell/5493/directly_666/index.html
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 ロケット花火
                     叙朱
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 橋の上に子供が三人
 マッチ片手にカウントダウンを始めている
 行方の見えない思いの先を
 重ねて私も声を合わせる

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   ●生家が川のすぐそばで、花火は決まって橋の上でした。宇宙ロ
    ケット発射よろしく、カウントダウンしていた自分に今の私を
    重ねてみます。

 HP->
http://www2c.biglobe.ne.jp/~joshjosh/poem/shishu.htm
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            準同人作品集

   (準同人とは連続3ヶ月以上、連続掲載された方々です)

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 カウントダウン
                     ポンポコ
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 もうすぐ0時 カウントダウンが始まる
 3・・2・・1・・  歓声と共に冬の花火が夜空に広がり
 水面に映る光が 君の白い肌に反射して
 ボクの心は 3・・2・・1・・ 

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   ●遠い昔、近い体験がありました

HP->
http://homepage3.nifty.com/kakusidama/
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 散りゆく瞬間(トキ)
                     kei
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 さぁーと上がっていった花火が
 ぱぁーと散ってゆくその瞬間に
 僕らの恋は始まったんだね
 素敵な音を背景にして

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   ●何かの終わりは、何かの始まりなのかな、なんて気がします。

HP->
http://www.geocities.jp/kei_s551011/
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 罪な花火
                     蝉春
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 緑・赤・青・黄…色とりどりの色が僕らを包み込み
 君の表情みたいに次々と変わっていく
 見惚れてしまう綺麗な花火は近づきすぎると火傷をしてしまう
 そういうトコロも君にそっくりだね・・・

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   ●ちょいとクサイですね(笑)

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 花火のあとの夕立に
                     aoi
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 白い煙と乾いた砂埃の中に立ち尽くしていると
 土砂降りが松虫草の柄の入った紺の浴衣を黒く染めた
 私は胸の中に金色の大輪の菊を抱えたまま
 今聞こえる雷の音にさっきの花火の音を重ねていつしか一人。

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   ●花火大会のあとはなぜだかとてもさみしくて悲しいのに、誰に
    もそのさみしさを伝えられません。こんなふうに花火の直後に
    雨が降ったときが、一度だけありました。一人で迷子になって
    しまったのに、奇妙な満足感を覚えました。

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 うたかたの…
                     杜若萌
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 ぽっと小さな火がともり ぱちぱち音を立ててはじける
 咲き散る火花は色鮮やかに 輝きながら静かに消える
 ほんの短い一瞬に すべての光を解き放ち
 きらめきだけが記憶に残る うたかたの花火 それは 恋

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   ●花火のように、たった一瞬だけでも、自分だけの輝きを大切に
    したい。そんな思いで書きました。

HP->
http://kmoe.k1.xrea.com/
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 約束
                     マスダ
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 一緒に見に行くって言ったじゃん
 一緒に花火するって言ったじゃん
 浴衣も全部、準備しちゃったのに
 なんで貴方はここにいないの?

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   ●あとがき無し

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 祭りの夜に
                     あや01
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 大きな花火がどんとなってきれいだと思ったら
 おばぁがいくさの爆弾はこんなもんじゃなかったと
 悲しくなっちまった
 きくがさくたび捧げるんだな 花の火を

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   ●あとがき無し

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 共有
                     じょんじょん
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 大観衆のヒトミが 空に集まる
 どぉーん…ぱちぱちぱち… ソラノハナが咲く 
「うぁぁぁー」 一斉にどよめき 「はぁー」 ともらす
 全てのニンゲンが 一体化している そんな気分。。。

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   ●私のお腹のベイビーは…どんなふうに感じるんだろう。
    ウルサイ騒音なのかしら。

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 夏の夜の夢
                     ケメ吉
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 硝煙の匂いはワクワクよりノスタルヂアで
 刹那の輝きはここちよい悲しみで
 ビールのせい 蒸し蒸し 夏夜のもののけの仕業か
 君をも忘れ けだるい夢幻の世界を しばし楽しむ

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   ●テーマ「包む」のところでの、ケメ吉作品と合わせて読んで貰え
    ると、めちゃ嬉しいです。

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 光の祭り、踊る鼓動
                     雪乃
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 真っ黒な夜の空に 眩しい光のお祭り
 心に響く鼓動に止まりかけていた時が動き出す
 夜空に羽ばたく 光の渦に浮かされて
 心は花火と共に 天へと昇ってゆく

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   ●あとがき無し

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 線香花火
                     タイム
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 あんなにはしゃいでいたのに
 小さな火玉に見入ると 押し黙って 瞳を潤ませる
 最後の線香花火には
 美しさの中に少しだけ 哀しみがある

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   ●線香花火への、私なりの思いです。

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 きえても
                     他人
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 はなのかたちが
 まぶたにのこって
 めをつむっても
 さいている

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   ●まぶたに焼き付いた花火を楽しむのも好きです。。

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 大切な…
                     トモヨ
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 夜に響く花火の音を聴いて
 落とし忘れた想い出を
 今はっきりと思い出したんだ
 そう僕にはいつもキミがいたんだね…

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   ●あとがき無し

HP->
http://www.geocities.jp/freeverse20030601/
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 花火
                     カカシ
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 争いの火種を探っては
 言葉のトゲで刺し合った
 幼かった私を許してほしい
 君を摘み取ってしまった私を

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   ●昔はやはり幼い恋愛しかできなかったものです

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 私という名の線香花火
                     ミュー
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 もゆる もゆる いのちは ともしび
 きゆる までの しゃくねつじごく
 どうして わたしは はかない ともしび
 もゆる もゆる しずかな きょうきよ

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   ●あとがき無し

HP->
http://www.din.or.jp/~dona2/farce/silent/
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 夜空/大輪/鼓動
                     粗茶屋
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 あとちょっとだけ、このままで
 そっとあなたの手を握る
 あとちょっとだけ、このままで
 あの火花が消えゆくまで

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   ●けして叶わぬ恋なんだ。
    欲張りはしないよ。
    ただ僕はあなたが好きなんだ。
    だからお願い、あとちょっとだけ、そばにいさせて。
    そんな切ない、恋物語。

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 夜花
                     彩風人
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 夏の夜空に大輪の花
 咲いた後の静寂と闇
 一瞬の命に気が知れないほどの努力
 それゆえ花火は美しい

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   ●花火は消えてしまうからこそ美しい

HP->
http://www1.hotshake.com/users/ayato/
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 花火
                     紅蛍
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 おっきな音が鳴って
 ビックリして振り返ると
 満天の星空に
 大きな花が咲いていた

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   ●たまに道を歩いてると「ばぁん!」って聞こえます。
    振り向くとでっかい花火が上がってて、一瞬だったけどとても
    綺麗でした★

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 一目惚れ
                     あをい
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 君を初めて見た時に起きたアクシデント
 高鳴る鼓動が パッと花火がはじけるように
 大きな大きな花をひらかせた
 それは一瞬の出来事 一目惚れという珍事

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   ●あとがき無し

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 独占欲
                     沙玖良美羽
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 夜空を見上げて 瞬きすら惜しんだ
 大きな瞳に 鮮やかな花を咲かせている
 君の輝きを 誰にも気づかれぬように
 いっそのこと 何処かに隠してしまおうか

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   ●あとがき無し

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 咲いた花の散るときに
                     つきしろゆめ
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 ほら、歌う私を見てるあなたがいるでしょう。
 その目はせんこうはなびを見ているような目で私を見てる。
 ねえ、花火と恋を唄う私はどんな風に見えているかしら?
 せんこうはなびと恋のように、儚く見えればいいと思う。

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   ●最近の心情、です。
    思えばあとがきを書くのは是が最初ですね。
    最近、部活で歌を歌ってます(軽音楽部なので)
    それで、課題曲として、「夏祭り」を唄うことになりました。
    まぁ、それに出てくるのは打ち上げ花火ですが。
    で、私としましては、つい最近、遠回りに失恋しました。
    なので、恋焦がれたままの私を最後に見ていてほしい、といっ
    た心情からの詩をおさめさせていただきます(ぺこり

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 華
                     輝
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 大きな 大きな 華が 夜空に 咲いてるよ
 植えられて 君達に感動を与えたあと すぐ 散っちゃう 華
 ほらッ ほらッ 早く見なきゃ 散っちゃうよ 
 ほらッ 華が 笑ってる

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   ●早く見なきゃ 植えられた意味がなぃo
    なんて 想いましたvv

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 花火とキミと今
                     まふ
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 舞い上がったのは素敵な花火
 君の笑顔が散るように
 火花も一緒に落ちてった
 今はもうアノオトも哀しみに変わるだけ

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   ●あとがき無し

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 夏の日
                     縁
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 一針にひとつずつ思い出乗せて
 縫うあなたの浴衣は白絣
 たくさん幸せになったから お腹がずいぶん出ちゃったね
 今 まんまる花火が上がったよ

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   ●あとがき無し

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 fireworks
                     hinazuki
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 どーんと鳴り響いて
 輝ける一瞬に
 この身の全てを焦がそう
 儚い空の夢と共に・・・

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   ●花火の潔さと儚さは夏の夜だから似合うのでしょうか?
    ・・・なんて・・・
    ことばも潔くなってしまいました(笑)

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 花火大会
                     大夢
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 薄暗がりの中
 あなたの手のぬくもり 感じながら
 夜空の大輪の花 見上げた
 遠い夏の日

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   ●あとがき無し

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 さぁて今年も
                     はな
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 人ごみが嫌いな君と
 ゆがんだスマイル びみょうなキティ
 これはちゃうやろ とつっこみいれに
 そして幸せを咲かせにいこう

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   ●去年みにいったら、スマイル?とかキティ?とかの形の花火が
    うちあげられてびっくりしました。こんなん書きましたが、花
    火とお祭りはめちゃめちゃ大好きです。

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 ほおずき色の恋
                     哀子
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 ほおずき色の球体が落ちて地面を焦がしたら
 駐車場に暗闇が訪れ
 君の新しい下駄と僕の古びたサンダルが
 カッチャと音をたて柔らかい唇に出逢った夏・・・

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   ●あとがき無し

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 つかのま
                     イエソド
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 祭りの夜 大人びた君に逢った
「やぁ」 「あら」
 たった それだけの言葉が
 夜の河に 流れて消えた

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   ●あとがき無し

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 花火生けとし
                     空惟 秋羅
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 咲いて散るのが定めなら
 一瞬を強く 生きるが道理
 美しく ご覧に入れましょう
 火かりの花よ 空に舞う

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   ●あとがき無し

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 花火師の決意
                     リュウ
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 僕の花火の時間がくる
 去年は火をつけられなかった
 その時の思いを振り切らなければ
 僕の花火はまた上がる事はない

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   ●この詩で私が言いたかった事は「自分が積み重ねてきたものを
    披露する時に不安や緊張などの思いを振り切らなければ自分を
    みせる事ができない」という事です。実際、そういう場になっ
    たら不安や緊張などはすぐに振り切れるものではないと思いま
    す。でも振り切らなければ前に進む事はできないと思っていま
    す。自分はまだ全然できていません。でも、いつかすぐに振り
    切る事ができるよう努力したいです。

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 私
                     ひざし
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 線香花火が切ないのは
 こんなにも 全てをかけて燃え尽きるから
 あとは落ちるだけとわかっていても
 その瞬間 誰よりも輝いていたいと思う人生そのまま…    
 
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   ●あとがき無し

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 想いの丈
                     マルクト
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 遅い夏祭りのあと
 ふわりと手のひらに落ちた
 季節は巡った
 仲間の呼ぶこえに 今再び

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   ●この場を借りまして、管理人様他皆様に、暑中お見舞い申しあ
    げます 

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 完全燃焼
                     山ちゃん
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 君のことが好きで ただそれだけだった。
 我がままで おもいっきり正直な気持ちは
 パチパチ火花散らしながら
 あっという間に君の前で燃え尽きた

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   ●あとがき無し

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 無色・花火大会
                     柴人
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 仕事中に聞こえてきた爆発音に首を傾げ、
 外に出て仰ぎ見るは 火の散りゆく夜空
 そういえば今日は花火大会だっけと
 他人事な心は 納涼するまでもなく涼しい

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   ●来年は花火大会行けるといいなぁ…。

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           一般投稿作品集

    (初掲載または再掲載/2ヶ月連続の方々です)

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 思い出
                     きお
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 他のいろいろなことは
 思い出せないけれど
 あの夏の花火は思い出せる
 君がいたことを思い出せる

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   ●あとがき無し

HP->
http://www.geocities.jp/riola1113/
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 ロケット花火
                     ゆーたん
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 ただその爽快な音を耳に・・・
 何処に飛んでいくか目をこらす
 美しさだけを求めるのではない
 心地よい スリルを求めて

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   ●思わず買ってしまうロケット花火
    結構 飛ばす時ドキドキします。
    飛んでいく時の音の気持ち良さがなんとも好きです

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 残し華
                     さゆ
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 音鳴り響き光消え、キモチ儚き光玉。
 また来年もくるけれど
 もう君とはここでさよなら。
 瞼の裏に残る光 それが君の残し華

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   ●今年の花火が終わった後。来年の花火で同じ模様がでたとして
    も、それは同じじゃない。
    今年から来年に変わるまで、瞼の裏に残る華は今年の華(花火)
    ですよ。

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 夢花火
                     葛城椿
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 夜空に向けて
 一線の光を残して放たれてるのは
 色鮮やかな夢花火
 いつか夢が叶いますようにと願いを込めて…

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   ●あとがき無し

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 with
                     ss.s
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 貴方が病で倒れても
 貴方が消えてしまっても
 貴方の心は永遠に消えない
 私と共に明日へ向かう

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   ●あとがき無し

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 花火大会
                     まいこ
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 去年は嫌いだった花火大会
 今年はあなたが誘ってくれたから
 ほんのちょっぴりだけど
 好きになれそうかな

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   ●あとがき無し

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 数秒の命
                     KOTOSU
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 人の造りし一瞬だけ開花する華
 すべての花に名があり意味がある
 ならば…なぜ
 後に残るのは美しい夜空を覆う煙なのか

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   ●あとがき無し

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 花火
                     アーティスト
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 ドンッと音を立てて飛び出して
 せいいっぱいのきらめきを夜空に広げる
 はじめの音は生みの苦しみ
 二度目の音は勝利のおたけび

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   ●今の花火って、とても工夫がこらしてありますよね。花火の一
    玉が炸裂するあの一瞬のために、どれだけの苦労があったんで
    しょうか。人に感動してもらうためには、きっとかなりの努力
    が必要なんでしょう。胸にズシンと来る花火の炸裂音が心地い
    いのは、きっとその努力をどこかで感じているからかもしれま
    せん。そんな気がしませんか?

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 散り行くものは美しい
                     夏葵
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 導火線に火が点いた 勢い良く 目ま苦しく火華は咲いた
 一直線にとても美しい花火 私 惹かれたのよ
 あの花火はすぐ消えてしまうから風が吹いて消えてしまわないように
 気にかけている私の心は線香花火

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   ●夏ですね。楽しい季節でもあり、切ない女心を書いてみました^^

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 想いの形
                     イブキ
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 空に描く大きな花
 ひとときの美しさに 声をひそめる
 そのさきの君の笑顔に
 私の心は 照らされる 溢れるほど幸せ…

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   ●あとがき無し

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 どこまで逃げれば
                     ミチル
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 照らされた顔の涙に僕は気づかないフリをした
 気づかないフリをした僕に彼女は気づかない、フリをした
 いつまでたっても堂々巡りな気持ちに整理をつけて
 早く楽になってしまいたいと、何度も願った

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   ●あとがき無し

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 理由
                     ユウ
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 君が漏らした溜息は 彼が流した汗のかたち
 君が見た感動は 彼が流した涙のかたち
 一瞬に命を懸けるから 彼が命を懸けるからこそ
 君は その目を奪われる

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   ●彼の生きた証は、目を瞑れば思い出せる

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 花火
                     YUKI
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 油照りで干からびたスクリーン
 つないだ手のひらの汗ならば潤せるだろうか
 大輪の花ときみの笑顔がシンクロして
 五感温度はマイナス3度

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   ●あとがき無し

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 花の火
                     黒さん
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 私もいつか 消えてしまう
 夜空に咲いた 花の火に
 私は心を奪われた

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   ●初投稿です。よろしくおねがいします。

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 花火
                     椿 美夕
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 暗闇に映える花
 火種から大きくなって咲いている
 ひとときのキラメキ
 あとかたもなく消えた

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   ●初投稿です。これからの季節にはいいですね。

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 花火と愛の跡…
                     トントン
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 ヤケドがヒリヒリ痛むけど
 僕は薬をぬらないからね
 今年の夏が終わっても
 貴女の笑顔を忘れぬように・・・

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   ●初めまして!!トントンです!!
    1年程前から詩を書いているのですが4行詩は初めてです。
    まだ若造ですが何卒宜しくお願いします!!

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 花、散る
                     ちな
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 夜空に一瞬に咲く花は美しく輝き
 まるで出逢った頃の私達みたい
 一瞬で散る花は脆く悲しい
 今の私達みたいに

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
   ●あとがき無し

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 貴方と謂う盾
                     明 神夜
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 あの火花は私に降りかかるのだろうか
 真下で見上げた花火は
 貴方に覆いかぶさられるように抱きしめられて
 私を焦がすことは無かった

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
   ●本当に花火の真下に立ったことはないので、なんとも云えませ
    んが、やっぱりかかるのかな、と思いました。

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 夏の夜空
                     chet
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 同じ夜空を あなたと見ている
 きっと どこかで
 花火のように
 思いを散らしながら

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   ●あとがき無し

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 花火大会
                     泉堂さくら
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 人ごみが嫌いなキミと
 初めて一緒に見る花火大会
 仕事が忙しいんだって言うのを
 疑ったりしてごめんね

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   ●去年の花火大会でこの詩のような二人とすれ違ったことを思い
    出してコトバにしてみました。

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 平和の花火
                     エール
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 時は戦国 一つの火薬が空へとあがった
 平和を願う小さな心
 今も昔も変わらぬ思い
 この花火にこめて 空へと放つ

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   ●花火が戦国時代の終わり頃に「火薬の平和的利用」から生まれ
    たものらしいです。

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 サークル
                     なちゅ
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 出口のないTシャツに袖を通した
 まばたきのようなあかりに魅せられて
 思い詰まる程の毒にはやられない
 かき氷に冷たい手のひらと暑い夜夏

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   ●あとがき無し

HP->
http://clop.hp.infoseek.co.jp/
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 花火
                     目の色変えて
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 この空の何処から見ても変わらない
 一瞬だから見逃さないで
 僕達の姿も一瞬だから
 心の中で変わらずに残れば良いな…

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   ●あとがき無し

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 花火
                     かず
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 美しいの一瞬だけ
 消えてしまえば闇と同化する運命
 だけどその一瞬にために命を燃やす
 誰のため?何のため?

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   ●あとがき無し

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 火の花
                     平凡な学生
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 綺麗ではかない輝きが
 一瞬光って消えてった
 それは一瞬の刹那だから
 僕等は悲しいとは思わないんだね

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   ●あとがき無し

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 今年の花火たち
                     こえて
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 朝からポンポンと聞えてくる音たち
 子供の頃と同じように鳴り出す鼓動たち
 真っ暗な空に星よりも鮮やかに輝く光たち
 一生忘れないなぁ今年の花火たち

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   ●あとがき無し

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 4回の花火
                     犬月理数
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 一回目 夢の花が咲いた
 二回目 キミの横顔を見た
 三回目 散ってゆく幾つもの火を眺めた
 四回目 夏の終わりを告げる花火

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   ●あとがき無し

HP->
http://royedo.hp.infoseek.co.jp/
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2004年8月8日更新

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