4行詩の展覧会 |
月刊ポエムでは毎月テーマ素材を決めて、4行詩の競作を行っています。どなたでもご参加いただけます。投稿のご案内はこちらです。
投稿いただいた中から、編集人が選んだ推薦詩数編を展覧会として展示します。また、メールマガジン「月刊ポエム」にも掲載配信しています。
掲載された詩の感想・コメント交換は、感想板(トップページからリンクあり)で行っております。どうぞお立ち寄りください。
テーマ素材 「 咳 」
咳払い ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 作詩屋
罪悪感 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ aoi
ウイルス野郎 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 森静野
親子 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ チビ○
ララバイ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ばら
不運 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 紫苑(シオン)
千里眼 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 実希
●作品表示の凡例 (作品は投稿順に並べてあります)
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タイトル
No.:投稿番号
Date:投稿日時
Name:ペンネーム
URL:ホームページURL
4行詩本文
あとがき
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■ 咳払い
No. : 2257
Name : 作詩屋
Date : 2012/02/12(Sun) 14:16
URL : http://blog.goo.ne.jp/sakushiya
存在を誇示する為の
苛立ちを鎮める為の
わがままな咳払いが
煩わしくて仕方ない
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■ 罪悪感
No. : 2260
Name : aoi
Date : 2012/02/19(Sun) 02:20
耐えられなくて苦しくて
ついに咳き込む試験最中
事もあろうにリスニング
視線がいたく突き刺さる
***
身体の辛さよりも。
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■ ウイルス野郎
No. : 2261
Name : 森静野
Date : 2012/02/25(Sat) 08:36
URL : http://poetryword.exblog.jp/
人様の咳くしゃみに乗って
旅行してるなんざ ふてえ野郎だ
人様に難儀ばかり押し付けやがって
旅行代よこしやがれ ウイルス野郎
(あとがき)
世界中を旅行する、あの野郎。
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■ 親子
No. : 2262
Name : チビ○
Date : 2012/02/25(Sat) 20:01
居るはずのない人の咳払い
でも違和感なく
数秒たって気付く
夫が受け継いだ義父の咳払い
(あとがき)
不思議なところが似てくるんですね・・親子って。
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■ ララバイ。
No. : 2263
Name : ばら
Date : 2012/02/25(Sat) 22:53
上下に ゆっくりと 力をこめて。
骨の浮く 小さくなった背中
ありがとうと紡ぐ か細い声
逆転した立ち位置に、静かに目を伏せた。
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■ 不運
No. : 2265
Name : 紫苑(シオン)
Date : 2012/02/28(Tue) 22:35
すこし気だるい日
週末のドライブを前に
握った拳を口元にあてて
携帯電話と にらめっこ
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■ 千里眼
No. : 2266
Name : 実希
Date : 2012/02/29(Wed) 23:53
睡魔が忍びよる昼下がり
仕切りの向こうから上司の咳払い
見えているのかと
居住まいを正す
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[記録室]
投稿全作品数:12
推薦詩:7
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2012年3月17日更新
過去の展覧会
2012年> 見栄・笑み 店
2011年> 無知 地図 頭痛 裏 楽 癖 席 期待 石 視界 痛み
2010年> 虎 ラメ 迷路 岩 罠 謎 象 浮く 靴 津波 土産 ゲーム
2009年> 香水 変 偏 鼻 苗 えくぼ ボス 西瓜 髪 未来 衣装 運
2008年> 我慢 漫画 崖 化粧 背景 警戒 椅子 澄む 村 螺旋 先生 成功
2007年> 偽 席 聞く 唇 留守 砂 涙 踊る 素直 遅れ 礼儀 銀河
2006年> 虹 時間 感情 城 老 月 競争 薄紅
2005年> 光 指 視線 部屋 青空 歌う 階段 星座 選ぶ 風 揺れる
2004年> 走る 鏡 腕 眠る 背 鍵 飴 花火 耳 果実 黙 切符
2003年> 門 飛ぶ 寒 頬 舞 笑う 水 駅 包む 星 声 坂
2002年> 新 信 道 咲く 伸びる 静 海 涼 戻る 雲 朝 雪
2001年> 扉 氷 爪 待つ 窓 迷う 痛み 虚 戒 縁 目 暮
2000年> 白 傷 芽 壁 時 雨 熱 波 嘘 顔 味 闇
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